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2020年6月18日
エレガントさと本能を刺激する走りの融合──LC500にコンバーチブルが追加 |LEXUS
LEXUS LC500 Convertible|レクサス LC500コンバーチブル
レクサス 、LC500にコンバーチブルを追加 一部改良も
レクサスは6月18日、最上級スポーツモデルのLC500に、オープンモデルの「LC500コンバーチブル」を新たに追加し、7月15日に発売すると発表した。これに合わせて特別仕様車「LC500コンバーチブル“Structural Blue”」を設定し、60台限定で販売。またクーペモデルに改良を施し、運動性能が進化した。
Text by HARA Akira
唯一無二の五感を刺激する体験を提供
今回のコンバーチブルについては、豊田章男トヨタ社長の「エレガントさに加えてLC独自の本能を刺激するような走りを育てていく」という思いのもとに開発が進められた。レクサス の武藤康史チーフエンジニアは「LC独自の世界観をコンバーチブルでも明確に表現するため、ソフトトップの採用で軽快感や開放感とともに、一目でLCのコンバーチブルだ、と分かるスタイリングを実現しました。さらに乗る人すべてにとって心地よい空間を考え抜くことで、四季折々の心地よい風と官能的なエンジン音の調和を肌で感じながら走りを楽しめます。そんな唯一無二の五感を刺激する体験をお客さまにお届けしたいと考えています」とコメントしている。
LC500コンバーチブルが採用したのは、完全に格納ができる自動開閉式トノカバー付きフォールディング機構のソフトトップ。約50km/h以下の走行時でも開閉でき、作動時間はわずか15秒。その動作は「書の三折法」にヒントを得て、「動き出し」「途中」「動き終わり」の3ステップに分解し、動き出しと終わりに適度な「タメ」を持たせながらも極端な速度変化がないようリズム良くつなぐことで、優雅で自然な動きを実現したという。
ルーフスイッチはパームレスト内にあり、ルーフ開閉とスイッチを傾ける方向を合わせることで直感的な操作が可能。ルーフの動きはマルチインフォメーションディスプレイに表示される。
ボディは、コンバーチブルの醍醐味であるオープンエアを感じながら、車内での会話を自然に作り上げるため、ベルトラインやリアの造形を空力性能にこだわって設計。ウインドディフレクターを設定することで静粛性を確保した。
また、エアコン、シートヒーター、ネックヒーター、ステアリングヒーターを自動制御するレクサスクライメイトコンシェルジュを採用して快適性をキープするとともに、エモーショナルなエンジンサウンドを楽しむためのアクティブノイズコントロール(ANC)を採用し、不快な低周波ノイズを低減したという。
合わせて、吸気音をキャビンに共鳴させるサウンドジェネレーターや、より迫力ある排気音を演出する外装バルブもクーペ同様に搭載している。
パワートレーンは5.0リッターV型8気筒「2UR-GSE」エンジンと、ダイレクトシフト10ATの組み合わせ。軽量・高剛性のアルミダイキャスト製リアサスペンションタワーブレードや床下部レース結合部、リアパフォーマンスダンパーなどにより、上質な乗り心地と優れた運度性能を実現した。
また、コンバーチブルをベースに、専用外板色ストラクチュラルブルーと専用内装色ライムストーンによる、青の洞窟をモチーフにした60台限定の「LC500コンバーチブル“Structural Blue”」を設定。40台はオーナー向け先行商談とし、残り20台を一般向け抽選販売として6月18日からweb上で公募を開始する。
価格はLC500コンバーチブルが1,500万円、LC500コンバーチブル“Structural Blue”が1,650万円となっている。
合わせてクーペのLC500、LC500hでは、「一体感のある走り」を実現するため、フロントサスロアアームのアルミ化、リアスタビの中空化、ディスクホイールの軽量化などでバネ下を3.7kg軽量化。サスペンションを制御するAVSの応答性を高めたり、アンダーステアを制御するアクティブコーナリングアシスト(ACA)を新たに採用したりしたほか、ガソリンモデルでは日常生活時の駆動力特性がアップ。ハイブリッドモデルではモーターからのトルクアシストを増幅したことで駆動力が向上したという。
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