日産、新型スポーツカー「Z」を発表──歴代モデルと同様に「手が届くスポーツカー」として進化|日産
CAR / NEWS
2021年8月20日

日産、新型スポーツカー「Z」を発表──歴代モデルと同様に「手が届くスポーツカー」として進化|日産

NISSAN Z|日産Z

日産、新型スポーツカー「Z」を発表

日産自動車は8月18日、米ニューヨークで開催したイベントで新型スポーツカー「Z」を発表した。

Text by HARA Akira

初代モデルをはじめとする歴代「Z」へのオマージュが込められたエクステリア

「Z」は世界中のファンに愛され、これまでに180万台以上を販売し、世界で最も売れているスポーツカーの一つ。新型「Z」は、魅力的なスタイリングと先進技術を採用し、歴代モデルと同様の手が届くスポーツカーとして、これまで「Z」を所有していたファンや、将来のファンにもワクワクする走りを提供するという。
新型Zのボディサイズは、全長4,379×全幅1,844×全高1,316mmで、ホイールベースは2,550mm。
エクステリアは、伝統的な後輪駆動のスポーツカーのデザインを踏襲し、ロングフードや低重心のリアスタンスなど、初代モデル(S30型)をはじめとする歴代「Z」へのオマージュを込めたシルエットに仕上げている。ノーズから四角いテールエンドに向かって流れるようなルーフラインや、テール部分がフロントフェンダーよりもわずかに低くなっていることなどが、独特のサイドシルエットを生み出している。
また、LEDヘッドライトのデザインは、240ZG(S30型)を彷彿とさせる2つの半円がイメージされており、新型「Z」のアイデンティティと調和。リアコンビネーションランプは、Z32型を彷彿とさせるデザインに最先端の技術を取り入れ、新たに3DシグネチャーLEDテールランプを採用して「Z」らしさを表現した。さらに「Performance」グレードには、リアの浮き上がりを抑えるリアスポイラーを採用。フロントスポイラーには、GT-Rの開発で培ったノウハウを活かしたという。
インテリアは、3つのエリアに分かれたセンターコンソールと、インストルメントパネル上の3連メーター(ブースト計、ターボスピード計、電圧計)が特徴。理想的なスポーツカーのコックピットとするため、日産ドライバーである松田次生選手等からもアドバイスを受けたという。12.3インチ・フルデジタルメーターディスプレイを一新し、エンジン回転計の針が真上を指すと同時に、シフトアップインジケーターが点滅してドライバーにシフトアップを促すなど、重要な情報を一度に表示できるようになっている。ドライバーの好みに合わせて変更できる3つの表示モードも用意している。
新設計のシフトレバーは、マニュアル、オートマチックともに、握りやすさと快適性を追求。また、深いスポークを採用したステアリングホイールは、伝統的な美しさを損なうことなく、ドライバーが素早く操作できるようデザインした。シートは、GT-Rの開発で培ったノウハウを活かし、ホールド性とフィット感を向上。シートバックにスエードを多用することで、身体の横ブレを抑えて快適なドライブを実現するとともに、コーナリング時の身体の動きも抑制した。
31 件
                      
Photo Gallery