まさにメーカー純正キャンピングカー── メルセデス･ベンツVクラスに「V220d マルコポーロホライゾン」を追加｜ Mercedes Benz

Mercedes-Benz V220d Marco Polo HORIZON｜メルセデス･ベンツV220d マルコポーロホライゾン

メルセデス･ベンツは5月21日、プレミアムミニバンのVクラスに、最大5人までの就寝スペースを確保した「V220d マルコポーロホライゾン」を追加し、同日から販売すると発表した。

Text by HARA Akira

1998年に欧州のミニバンとして初めて日本に導入されたVクラスは、ワイドでスクエアなスタイリングと上質な室内空間、アレンジ自在なシートを備えることで、プレミアムミニバンというセグメントを創出したモデル。2003年、2015年のフルモデルチェンジを経て、累計販売台数は約3万台に達している。

2019年3月に登場した現行Vクラスは、多彩なシートアレンジやFRレイアウトなどのコンセプトは継承しつつ、安全性や質感などあらゆる面が進化した。今回のV220d マルコポーロホライゾンは、この新型Vクラスに以下の専用装備を装着したモデルだ。

ルーフ上にポップアップルーフを専用装備することで、車内とは別にフルフラットで2名まで使用可能な就寝スペースを確保。リーディングライトを備えることで、快適な時間が過ごせる。

また、ポップアップルーフを展開することで車内高が高くなり、簡易更衣室としても利用できるという。ルーフ右側にロールアップ機能を備えたサイドオーニングを装着し、オートキャンプ時に日差しを避けることができる。

左右の前席は最大230°回転し、後席対面式レイアウトが可能になる。また2列目シートにはシートヒーターや内蔵ファンを装備して快適性を高めたほか、3列目シートにフルフラット機能を採用したことで、車内は広々としたフラットスペースとなる。

就寝時は最大3名まで使用でき、アンダーシートボックスによって十分な収納スペースも確保されている。

運転席下には、エンジン停止時に自動でメインバッテリーと切り離されるリレー式サブバッテリーを搭載し、バッテリー上がりの心配なく利用ができる。

フロントと運転席、助手席以外のウインドウにカーテンを装備し、車中泊等のプライバーシーが確保できる。

安全面では、運転支援システムの「レーダーセフティパッケージ」や「アダプティブハイビームアシスト･プラス」、「アテンションアシスト」、「360°カメラシステム」などを標準で装備し、ボディサイズの大きなVクラスでの長時間走行や駐車時の取り回しをサポートする。

パワートレインは、最高出力163ps、最大トルク380Nmの2.2リッター直列4気筒クリーンディーゼルエンジンで、7段オートマティックトランスミッション「7G-Tronic PLUS」を介して後輪を駆動する。

加減速のショックや振動を低減する長いプロペラシャフト、セレクティブダンピングシステムを搭載した「AGILITY CONTROLサスペンション」によって、上質な乗り心地を愉しむことができるという。価格は938万円。

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