トヨタ初の本格BEV「bZ4X」、5月12日からリースのみで販売開始｜TOYOTA

TOYOTA bZ4X｜トヨタbZ4X

トヨタのBEV「bZ4X」、5月12日からリースのみで販売開始

トヨタは新型BEVの「bZ4X」を、5月12日から発売すると発表した。価格はFWDモデルが600万円、4WDモデルが650万円。個人向けとしては同社のサブスクリプションサービス（サブスク）の「KINTO」専用プランでの提供となる。

Text by HARA Akira

5月12日から第1期として3,000台分の申込み受け付けを開始

bZ4Xの開発コンセプトは「Activity Hub」。e-TNGAの考え方に基づくBEV専用プラットフォームをスバルと共同開発したもので、乗員全員が楽しい時間や空間を共有できる、ワクワク感のあるクルマを目指し、インテリア、スタイリング、運転感覚、走行性能など、各分野で革新にチャレンジしたモデルだ。

安心して長く使えるBEVを追求──トヨタ初の本格BEV「bZ4X」、5月12日からリースのみで販売開始｜TOYOTA

高い電費性能（128Wh/km）、実用上十分な航続距離（559km）を確保しており、世界トップレベルの電池容量維持率（10年後90％）を目標に開発。また電池自体の高度な安全性追求に加え、最新の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」や全方位衝突に対応するボディ構造、衝突時の保護性能確保に寄与する電池パックなどを採用し、安心して長く使えるBEVを追求している。

2050年のカーボンニュートラル（CN）にむけて取り組みを進めるトヨタは、HEV／PHEV／BEV／FCEVという電動車のフルラインアップ化を推進。ユーザーが乗りたい、選びたいと思う多様な選択肢を用意し、各地域の再生エネルギーの普及状況や政策を踏まえて、CO2排出量削減に貢献したいと考えているという。

bZ4Xについては、トヨタ初の本格BEVとして、北米・欧州・中国をはじめグローバル各地域の状況を踏まえ、CNに向けた選択肢の一つとして、順次発売する予定だ。

日本では、BEVに対するユーザーの不安解消と、電池の全数管理と3R推進によるCNへの貢献を目指し、全数リースで販売。個人ユーザーには、長く安心して乗ることができ、かつ利用期間を通してサービスを提供していくためにサブスク「KINTO」で提供。法人ユーザーへは、全国のトヨタレンタリース店、トヨタモビリティサービス（東京地区）からのリースとなる。