日産が日本初のEV救急車を東京消防庁に納車|Nissan
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2020年6月3日

日産が日本初のEV救急車を東京消防庁に納車|Nissan

NISSAN|日産

日本初のEV救急車を東京消防庁に納車

日産自動車は、日本初のEV(ゼロ・エミッション)救急車を東京消防庁池袋消防署に納車したと発表した。

Text by YANAKA Tomomi

停電時や災害時には移動電源としても活用

東京都が推進する「ゼロエミッション東京」の取り組みの一環として、東京消防局に導入された日本初のEV救急車。
車両のベースとなったのは、日産が欧州で発売中の「NV400」。全長5,548×全幅2,070×全高2,499mmで、重量は3.5トン。モーターの最高出力は55kW、最大トルクは220Nmとなり、前輪を駆動する。
この車両には、隊員の負担軽減のため、電動ストレッチャーを搭載し、すべてのシートに乗員の安全性を向上させるシートベルトを装備。また、精密医療機器を搭載する必要があることから、静粛性が高く、振動の少ないEVはメリットが大きいという。
さらに車両には33kWhと8kWhのふたつのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、電装機器やエアコンをより長時間稼動させることも可能。停電時や災害時には移動電源としても活用することができる。
日本法規への適合や専用架装は、豊富な実績を持つオートワークス京都に委託。内外装は欧州の緊急車両架装大手Gruau社に委託し、合理的な救急架装パッケージが採用された。
このEV救急車は、池袋消防署のデイタイム救急隊で運用される予定だ。
  • Spec
  • ボディサイズ|全長5,548×全幅2,070×全高2,499mm
  • 車両重量|3.5トン
  • モーター最高出力|55kW
  • 最大トルク|220Nm
  • 駆動用バッテリー|容量33kWh、充電AC200V 最大7kW
  • 装備用バッテリー|容量8kWh、充電AC100V 1.5kW
  • 駆動方式|前輪駆動
  • 乗車定員|7人
問い合わせ先

日産お客さま相談室

Tel.0120-315-232(9:00-17:00、12/31-1/2を除く)
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