プラスティックごみ問題解決へ──ジャガー・ランドローバーが新たなリサイクルプロセスの試験運用を実施|Jaguar LandRover
CAR / NEWS
2020年3月27日

プラスティックごみ問題解決へ──ジャガー・ランドローバーが新たなリサイクルプロセスの試験運用を実施|Jaguar LandRover

Jaguar LandRover ChemiCycling|ジャガー・ランドローバー ChemiCycling

ジャガー・ランドローバーが新たなリサイクルプロセスの試験運用を実施

英ジャガー・ランドローバーは、プラスティックゴミをリサイクルし、新たなプレミアムマテリアルとして将来のジャガーとランドローバー車両に使用するための試験的な研究プロジェクト「ChemiCycling」を2019年から開始している。

Text by HARA Akira

最終的には次世代ジャガー・ランドローバー車両のダッシュボードやエクステリアに使用

ChemiCyclingは、同社とドイツの総合科学会社BASFが連携して行うもので、埋め立てや焼却予定の一般的なプラスティックゴミを、新たに高品質なマテリアルに作り替える試験的なプロジェクトとなる。
具体的には、プラスティックごみを、熱化学プロセスで熱分解油に変換した二次原料をBASF社の生産チェーンに供給し、加工や色付けができるプレミアムグレードのプラスティックとして製造。最終的には次世代のジャガー・ランドローバー車両のダッシュボードやエクステリアに使用することで、理想的で持続可能なソリューションになることを目指している。
現段階では、ジャガー初のフルバッテリー電気自動車(BEV)「I-PACE」プロトタイプのフロントエンド・キャリアのオーバーモールドにこの新マテリアルを採用し、既存の部品同様に厳しい安全基準を満たせるか検証中という。
ジャガー・ランドローバーのシニア・サステナビリティマネージャーであるクリス・ブラウン氏は、「弊社では、製造過程でのプラスティックの使い捨てを減らし、プロダクトのライフサイクル全体から過剰な廃棄物を削減し、リサイクル素材の使用拡大を積極的に推し進めています。BASFとの連携は、サーキュラー・エコノミー(循環型経済)の実現に向けた当社のコミットメントを具現したものです。」と語っている。
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ジャガーコール
Tel.0120-050-689(9:00-18:00、土日祝日を除く)
https://www.jaguar.co.jp/

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