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2020年5月15日
ベントレーが各モデルの生産を再開|Bentley
Bentley|ベントレー
ベントレーが各モデルの生産を再開
ベントレーモーターズは5月11日、同日から1,700人以上の従業員が工場に戻り、段階的に生産を開始したと発表した。稼働したのはベンテイガとミュルザンヌの生産ラインで、翌週からはコンチネンタルGTとフライングスパーの生産ラインが加わるという。
Text by HARA Akira
6月中旬ごろまでにすべての製造担当者が復帰予定
今回の生産再開に向け、従業員の安全な復帰を可能にするために実施されたのは、250に及ぶ新しい衛生管理の見直しとソーシャルディスタンスに関する正しい訓練で、従業員間は2メートルの距離を取り、一方通行の移動経路と交通の流れを可能にし、敷地内の洗面所は使用する人数を減らすため再設計された。
当初の数週間は2倍の時間をかけ50%の生産率でスタートし、各生産セルは1つのステージではなく2つのステージに分散。従業員はフェイスマスクが義務化され、スタッフは体温チェックを行う。
フェイスマスクや手袋、ゴーグルなど個人用保護具は必要に応じて提供され、並行して地域のケアセンターにも寄贈。清掃のルーティンが強化され、距離を置くことが困難なオフィスエリアやケータリング施設では、同社の従業員が制作したプラスチック製のパーティションを使用し、収容人数の制限や時差利用、離れた座席の使用などの管理措置が行われるとともに、社内への出入り口を見直して人の流量を分散させ、人口密度を管理するという。
残りの500人以上の製造担当者は、現在の感染状況の想定と政府のガイダンスに基づいて6月中旬ごろまでに復帰できる予定。
シャットダウン中は全ての従業員に向けて不安を少しでも和らげてもらうため、社内報、ビデオチュートリアル、新しく作成した従業員向けニュースアプリを通じて復帰後の変更点について情報共有がなされ、完全に把握してもらうことができたとする。
これらにより、同社の「Come Back Stronger」プログラムのステージが進み、100年の歴史の中でこれまで以上に生産体制が強化されたという。
エイドリアン・ホールマーク会長兼CEOは、「今はビジネスがより強固なものに戻るための大切な時期です。広範囲にわたる新しい対策で、ベントレー社内にいることは、他の場所にいるのと同様に、安全であると確信しています。また、私たちには強力な受注予約があり、中には8ヵ月先に生産される車両の顧客からのものもあります。この継続的な需要を確実にコントロールするため、適切かつ慎重な方法で生産を強化し、今回の中断にもかかわらず、将来の持続可能なラグジュアリーモビリティをリードするための旅を続けていきます」とコメントした。
問い合わせ先
ベントレーコール
Tel.0120-97-7797
https://www.bentleymotors.jp/