太陽光発電で水素を製造・貯蔵・供給する「シンプルフューエル」をトヨタが導入|TOYOTA
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2020年6月22日

太陽光発電で水素を製造・貯蔵・供給する「シンプルフューエル」をトヨタが導入|TOYOTA

TOYOTA|トヨタ

太陽光発電で水素を製造・貯蔵・供給する「シンプルフューエル」をトヨタが導入

再生可能エネルギーである太陽光発電の電力を活用し、水素を製造・貯蔵・供給できる小型の水電解式水素発生充てん装置「シンプルフューエル」を2019年4月に愛知県豊田市の元町工場に導入したトヨタ自動車。その将来の展望とは?

Text by YANAKA Tomomi

再生エネルギー由来水素などで、将来は工場でのCO2発生をゼロに

「シンプルフューエル」は工場敷地内にある太陽光で発電した電力を利用し、水の電気分解により低炭素水素を製造、さらに圧縮・蓄圧したうえで燃料電池(FC)フォークリフトに充てんするまでの工程を一貫して対応できる水素ステーション。
水素の製造量は最大99N㎥(約8.8kg)/日で、FCフォークリフト7、8台の充てんが可能といい、サイズもコンパクトなため小さいスペースでも容易に設置できるとのこと。
2018年から水素ステーションを稼働している元町工場。しかし、今後の水素の需要拡大を見据え、「シンプルフューエル」を活用することで、元町工場のさらなるCO2排出削減に貢献し、トヨタでは新たな技術や知見を蓄えていく予定だ。
また、トヨタでは愛知県をはじめ、関係自治体や企業とともに「あいち低炭素水素サプライチェーン推進会議」を通じ、再エネを活用し「つくる・はこぶ・つかう」という水素のサプライチェーン全体の低炭素化を推進。今回の再生エネルギー由来水素を製造し使用する取り組みは、愛知県が制定した「低炭素水素認証制度」により、認定も受けている。
2050年に工場でのCO2ゼロを目指して活動しているトヨタ。「シンプルフューエル」やFCフォークリフトをはじめ、さらなる水素エネルギー活用技術の開発、導入を進めていくとしている。
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