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2021年4月14日
マクラーレン、新型ハイブリッドのアルトゥーラをジャパンプレミア|McLaren
MacLaren Artura|マクラーレン アルトゥーラ
マクラーレン、新型ハイブリッドのアルトゥーラをジャパンプレミア
マクラーレン・オートモーティブは4月13日、初の量産ハイパフォーマンス・ハイブリッド・スーパーカーのアルトゥーラを東京都内で日本初公開した。
Text by HARA Akira
価格は2,965万円で納車は今年の第3四半期を予定
アルトゥーラは、全長4,539×全幅1,976×全高1,193mmで、搭載するパワートレインは、最高出力585ps/7,500rpm、最大トルク585Nm/2,250~7,000rpmのM630型2,933ccV6ツインターボエンジンと、95ps/225Nmの電動モーター、外部充電可能な5個のリチウムイオン電池からなるバッテリーパックを組み合わせたもの。合計で最高出力680ps、最大トルク720Nmを発生し、SSGと呼ばれるツインクラッチ式の8段DCTを介して、0-100km/h加速3.0秒、0-200km/h加速8.3秒、0-300km/h加速21.5秒、0-400m加速10.7秒、最高速度330km/h(リミッター制限)というパフォーマンスを発揮する。
パワートレインの設定は、Eモード、コンフォート、スポーツ、トラックの4つ。バッテリーパックの最大電力量は7.4kWhで、モーターのみでの走行距離は30km、最高速度は130km。プラグインハイブリッド(PHEV)機能により、EVSEケーブルを使用すればわずか2時間半で80%の充電が可能になる。
ボディは新しいマクラーレン・カーボン・ライトウエイト・アーキテクチャー(MCLA)を初採用した軽量なもので、カーボンファイバーとスーパーフォームド(成形)アルミニウムによる乾燥重量はわずか1,395kgを達成。パワーウエイトレシオは488ps/tとなる。
エクステリアデザインは、いかにもスーパーカーらしい低いノーズに、キャブフォワード、ハイテールのスタンス。マクラーレン特有のディへドラル・ドアは、よりボディに沿って開閉し、ミラーはさらにタイトに折りたたまれて格納される。“シュリンクラップド(包装)” のようなマクラーレンモデルの新たなデザインアプローチを採用し、しなやかな技術的造形を誇るボディは、シャットラインやパネル接合部が最小限に抑えられており、例えばリアのクラムシェルは、1 枚のパネルをスーパーフォーミングで成形する設計になっている。
コクピットはこれまで以上にドライバー中心の空間となった。走行モードのセレクター(従来どおりパワートレインとハンドリングは個別に設定可能)はインストゥルメント・ビナクルに移動し、代わりにビナクルがステアリングコラムにマウントされ、ステアリングホイールとともに調節できる。運転時の人間工学が強化された結果、ステアリングから手を離さずに走行モードを調節できるようになっている。
足回りでは、電子式ディファレンシャル(Eデフ)を初採用。上部のアッパーウィッシュボーンと、2 本のロワーリンク、ホイールセンター前方のタイロッドを組み合わせたリアサスや、短いホイールベースなどとの相乗効果で、コーナリング性能が向上。装着したピレリP-ZEROタイヤ内部には電子チップが埋め込まれ、空気圧を監視してパフォーマンスを最適化するとともに、ポリウレタンスポンジが振動を吸収することで電動走行時のノイズや振動、ハーシュネスを大きく改善している。
価格は2,965万円で、納車は今年の第3四半期を予定している。
問い合わせ先
マクラーレン オートモーティブ
https://cars.mclaren.com/jp-ja