BMW 8シリーズグランクーペに、ドイツと日本の技と伝統が融合した3台限定の特別仕様車BMW
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2020年9月4日

BMW 8シリーズグランクーペに、ドイツと日本の技と伝統が融合した3台限定の特別仕様車BMW

BMW M850i xDrive Gran Coupe Kyoto Edition|BMW M850i xドライブ グランクーペ 京都エディション

BMW 8シリーズグランクーペに、ドイツと日本の技と伝統が融合した3台限定の特別仕様車

ビー・エム・ダブリューは、8シリーズグランクーペに日本の匠とドイツのクラフツマンシップが融合した限定車「M850i xドライブ グランクーペ 京都エディション」を設定。BMW正規ディーラーで2台、BMWオンライン・ストアで1台の計3台を限定で発売した。

Text by YANAKA Tomomi

漆芸家の岡田紫峰氏が手掛けたきらびやかな蒔絵螺鈿細工のインテリアトリムを配置

BMW最上級クーペである8シリーズ。今回登場する「京都エディション」はBMWジャパンが独自に「BMWと日本の名匠プロジェクト」と題し、日本が誇る匠の技と、BMWのクルマづくり、BMWインディビジュアルに込めたドイツのクラフツマンシップとの融合により、特別な限定車として誕生した。
最高出力390kW(530ps)を誇る4.4リッターV型8気筒ツインターボガソリンエンジンを搭載する「M850i xドライブグランクーペ」をベースに、エクステリアではBMWインディビジュアルの特別色アズライト・ブラックを採用。アズライト(=藍銅鉱)は、日本の伝統絵画にも広く用いられ、その深みのある藍の色合いにクロームのキドニーグリルやウィンドウモールディング、マルチスポークの20インチアロイホイールとのコントラストで優雅な美しさを表現したという。
インテリアでもBMW M社が誇る高品質レザー、BMWインディビジュアル フル レザー メリノをアイボリーホワイトとタトゥーフォーとのバイカラー仕様で採用し、さらに職人による手作業でステアリングコラムやフロントシート台座部までレザーで覆うBMWインディビジュアル マニュファクチュール加工が施された。
ドイツのクラフツマンシップの伝統を反映した内外装に組み合わせるのは、センターコンソール部分のインテリアトリムに施された蒔絵螺鈿細工。京都を代表する漆芸家、岡田紫峰氏が手掛けたきらびやかな蒔絵螺鈿細工は、「駆けぬける歓び」をモチーフに、今回のモデルのために特別にデザインされたものだ。
漆は16世紀ヨーロッパにわたり、当時深い黒の塗料がなかった西欧において、その艶やかな光沢は瞬く間に貴族などの特権階級の心を魅了。最終的にドイツで漆にインスパイアされた黒い塗料“ラッカー”を開発するのに成功し、それがまずはピアノに塗られ、現在BMWの高級インテリアトラムに用いられているピアノ ブラックにつながる──、そんな日欧の歴史を感じさせるコラボレーションとなった。
またトリムと同じデザインを施した蒔絵螺鈿細工の専用キートレイも設定されている。
さらに老舗西陣織メーカー、加納幸ともコラボレーション。ルーフライニングと同素材のアルカンターラを細い線状にしたものを上質な絹糸を使って西陣織の伝統技術で織り込み、斬新なデザインと質感のクッションが特別に装備された。
車両は現在、東京・丸の内のBMWグループ テラスに展示されており、2020年9月19日からは京都で開催予定の「KYOTOGRSPHIE2020」でも展示される。
販売台数は計3台限定。価格は2150万円となる。
問い合わせ先

BMW カスタマー・インタラクション・センター
Tel.0120-269-437(平日9:00-19:00、土日祝9:00-18:00)
https://www.bmw.co.jp/ja/newcar/2020/bmw-8-series-kyoto-edition.html

                      
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