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2021年8月31日
2代目NSXの集大成となるタイプSを世界350台限定で発売|HONDA
Honda NSX Type S|ホンダ NSX タイプS
2代目NSXの集大成となるタイプSを世界350台限定で発売
ホンダは8月30日、スーパースポーツモデル「NSX」の最終モデルとなる「NSXタイプS」を全世界で350台限定で販売すると発表。日本では30台限定で販売され、2021年9月2日(木)から購入の申し込みを受け付ける。
Text by YANAKA Tomomi
パワートレーンを進化させ、エクステリアでもエアロダイナミクス性能を向上
2016年8月に発表された2代目NSX。「人間中心のスーパースポーツ」という初代モデルが提案したコンセプトが継承され、ホンダ独自の電動化技術である3モーターハイブリッドシステム「スポーツ ハイブリッドSH-AWD(Super Handling-All Wheel Drive)」の採用により、エンジンだけでは達成することが難しい、高いレベルのレスポンスとハンドリング性能を誇る、ホンダの最高峰モデルだ。
今回発表されたタイプSは、2代目NSXの集大成であり、最終モデル。これまでのNSXを超えるパフォーマンスを追求し、パワートレーンも進化させた。
3.5リッターV6ツインターボエンジンに、クランクシャフトと直結したダイレクトドライブモーターと9段DCT(デュアルクラッチトランスミッション)、前輪の左右を独立した2つのモーターで駆動するTMU(ツイン モーター ユニット)を組み合わせたパワートレーンは、エンジンの燃焼効率を向上させるとともに、高耐熱材ターボを取り入れることで過給圧のアップや冷却性が向上し、さらなる出力アップを実現。
さらにIPU(インテリジェントパワーユニット)のバッテリー出力と使用可能容量を拡大させ、システム全体の出力やトルクも向上。また、運転時の高揚感やドライバーとクルマとの一体感をさらに高めるため、エンジンサウンドのチューニングや、減速時などで瞬時に適切なギアにシフトダウンできるパドルホールド・ダウンシフトをホンダとして初採用している。
ボディは高剛性の押出形成アルミ材を中心とした複数素材によるスペースフレームで、軽量かつ剛性が高いのが特徴。さらにオールアルミニウム製の独立懸架前後サスペンションとアクティブ・ダンパーシステムが軽快なハンドリングと高速安定性の両立を実現させている。
足元にはフロント19インチ、リア20インチのグリップ性能の高いタイプS専用タイヤを装着。新デザインの専用鍛造アルミホイールによるワイドトレッド化でサーキット走行時の限界性能とコントロール性が高められた。
走行シーンに応じて最適な4つの走行モードが選択可能な「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」は、タイプS専用にアクティブ・ダンパーシステム、EPS(電動パワーステアリング)の各制御やハイブリッドの駆動配分制御の見直しを実施。タイプSならではの「操る喜び」を具現化したとホンダでは謳う。
エクステリアも前後バンパーで新デザインを取り入れ、同時にエアロダイナミクス性能の向上が追求された。
ボディカラーは新色のカーボンマットグレー・メタリックやロングビーチブルー・パールの2色を含む全10色を展開。販売台数は世界限定350台で日本では30台限定で販売。価格は2794万円となる。
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