LEXUS LFA|LFA スペシャルエディション、待望のデビュー
CAR / NEWS
2015年4月7日

LEXUS LFA|LFA スペシャルエディション、待望のデビュー

LEXUS LFA|レクサス LFA

LFA スペシャルエディション、待望のデビュー

レクサスは昨年の第41回東京モーターショーでデビューしたハイパフォーマンス・スポーツカー「LFA」の「スペシャルエディション」を発表した。

文=ジラフ

ベースモデルでも0-100km/h加速3.7秒、最高速325km/hの俊足

LFAは、昨年の東京モーターショーで正式発表されたレクサスのフラッグシップモデル。発表当時からサーキット寄りのセッティングがほどこされた仕様の追加をリリースに明記していたことから、そのスペシャルエディションの誕生が待たれていたが、ついに正式発表となった。

ベースとなるLFAは、最高出力560ps、最大トルク48.9kgmを発生する専用設計の4.8リッターV型10気筒エンジンを搭載。トランスミッションにはパドルシフト付きの6速2ペダルMT「ASG」を採用し、ボディにCFRP(カーボン・ファイバー・レインフォースド・プラスチック)やアルミなどを使うことで軽量化が図られている。その結果、0-100km/h加速3.7秒、最高速325km/hという圧倒的な動力性能を誇る。

最高出力は10psアップ

今回のスペシャルエディションは、ECUの設定変更によってエンジンは最高出力が10psアップ。ASGもシフトプログラムが専用にチューンされることで、シフト時間が0.2秒から0.15秒と短縮された。

足回りも専用サスペンション、ハイグリップタイヤが採用されている。

またエアロダイナミクスの向上も図って、大型のリアウイング、大型スポイラーとカナードを備えたフロントバンパーを採用。専用のアルミホイールも装着され、エクステリアはさらにスパルタンな印象を増している。ボディーカラーには、専用のオレンジ、マットブラック、ホワイテストホワイト、ブラックの4色が設定された。

スペシャルエディションは、2012年から生産開始。価格は公表されていないが、ベース車両であるLFA の3750万円を上回るのはまちがいないだろう。

BRAND HISTORY
トヨタがアメリカ市場において高級車ブランドLEXUS(レクサス)を立ち上げたのは1989年のこと。トヨタが誇る高い技術力と優れた品質、そして極上の顧客サービスにより、アメリカやドイツの高級車とは一線を画す新しい価値を提供しようというのが狙いであった。

同年9月、「LS400」(日本名セルシオ)と「ES250」(同カムリ)がアメリカ市場に投入されると、翌1990年2月には早くもLS400がベストインポートカーを獲得している。その後もレクサスの評価は高まるばかりで、ラインナップの拡大とともに、高級車ブランドとしてのポジションを確実にしていった。

アメリカでの成功を受けて、2004年にはヨーロッパ進出を果たしたレクサスは、同年5月、日本での事業展開を発表。翌2005年8月には、母国での高級車ビジネスをスタートさせた。開業当初は、「GS」(トヨタブランドのアリストの後継車)、「SC」(同ソアラ)、「IS」(同アルテッツァの後継車)と、フラッグシップの「LS」を欠くラインナップだったが、2006年9月には待望の新型LS、そして、2007年5月にはそのハイブリッド版の「LS600h/LS600hL」を投入することで、ラグジュアリーサルーン購買層の期待に応えている。

一方、2007年10月にスポーツモデル「IS F」を発表、また、2008年5月に行われたニュルブルクリンク24時間レースに開発中のスポーツクーペ「LF-A」を投入するなど、スポーツイメージの獲得に力を入れており、さらなる人気拡大が期待される。

           
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