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2015年3月12日
フォード・マスタング|新型エンジンで環境性能を大幅向上
Ford Mustang|フォード・マスタング
新型エンジンで環境性能を大幅向上
フォードモーターは、同社を代表するクーペモデルである「マスタング」の2011年モデルを発表した。
文=ジラフ
一新されたパワーユニット
今回のトピックスは、完全新設計のエンジン。既存の4.0リッターV6エンジンは、新開発3.7リッターV6に変更され、ヘッドもOHC12バルブからDOHC24バルブへと変更。さらに可変バルブタイミング機構の「Ti-VCT」を採用することにより、最高出力で305ps、最大トルクは38.7kgmを発生させる。
ちなみに4リッターの旧エンジンのスペックは、最高出力213ps、最大トルク33.1kgm。ここから、排気量は300cc縮小し、最大出力は92ps、最大トルクは5.6kgm向上していることがわかるだろう。
また新開発6速MT&6速ATや、新電動パワーステアリングの採用で、燃費は最大25%アップを実現。とかく燃費の悪さを指摘されがちなアメリカ車だが、このマスタングについては、6速AT車のEPA(米国環境保護局)予想高速燃費が、クラストップ水準の12.75km/ℓを記録するという。
12月2日開幕のロサンゼルスモーターショーで正式デビュー
足回りはハンドリングの向上を狙い、ダンパーチューニング、スプリングレートの見直しが図られ、リアに強化スタビライザーやロワコントロールアームを追加。エクステリアやインテリア関係は、2010年モデルを踏襲し、小変更に留められている。
この2011年モデルは、12月2日に開幕したロサンゼルスモーターショーにおいて正式発表された。