BMWのあらたなスポーツカーがGT6に登場|BMW
BMW Vision Gran Turismo|ビー・エム・ダブリュー ビジョン グランツーリスモ
BMWのあらたなスポーツカーがGT6に登場
BMWからあらたなスポーツカーが発表された。一見してそれとわかるデザインアイコンをまとったエクステリアに、BMWがこだわるスポーツモデルのDNAを凝縮したモデルだ。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
BMWのスポーツDNAを凝縮した一台
BMWは、あたらしいスポーツカー「ビジョン グランツーリスモ」を発表した。BMW M社がエンジニアリングをほどこした3リッター直列6気筒ツインパワーターボ エンジンは、最高出力404kW(549ps)/6,200-7,300rpm、最大トルク680Nm/1,900rpmを発揮。パドル操作によるシーケンシャル6段トランスミッションを介し、後輪を駆動する。
ただしこれはソニーのプレイステーション用ゲーム「グランツーリスモ 6」のなかでの話。とはいえ、先述のようにBMW M社の手がくわわった直6エンジン、FRレイアウトにくわえ、前後重量配分50:50、そしてわずか1,180kgの車両重量と、BMWがスポーツモデルに求める要素がリアルに詰め込まれている。
エクステリアデザインも一見してBMWとわかるもの。キドニーグリルやLEDと思しき丸型4灯風ヘッドライト、大きく張り出したリアフェンダーなど、「i8」「M4 クーペ」といった最新のBMWスポーツモデルに見られるディテールが散りばめられている。そのボディ素材にはカーボンが多用され車両重量の軽減に貢献。表面に描かれるBMW Mカラーリングのラインは、ボディ表面の空気の流れをそのままあらわしているという。
このプロジェクトは、昨年、グランツーリスモ シリーズ15周年を記念して、各自動車ブランドの参加が発表された“ビジョン グランツーリスモ”に端を発したもの。昨年のロサンゼルスオートショーでメルセデス・ベンツが発表した「AMG ビジョン グランツーリスモ」もその1台だ。
そして今回、BMWからは、中身も外観もBMWのDNAを凝縮したスポーツカーが、グランツーリスモ6の世界に登場した。