マセラティ100周年を記念する特別仕様車|Maserati
Maserati GranTurismo MC Stradale Centennial Special Edition
マセラティ グラントゥーリズモ MCストラダーレ センテニアル スペシャル エディション
Maserati GranCabrio MC Centennial Special Edition
マセラティ グランカブリオ MC センテニアル スペシャル エディション
マセラティ100周年を記念する特別仕様車
マセラティは、創業100周年を記念したクーペモデル「グラントゥーリズモ MC ストラダーレ」とオープンモデル「グランカブリオ MC」の「センテニアル スペシャル エディション」をニューヨークと北京モーターショーで発表した。この特別仕様車2モデルは、2014年10月から日本でも発売される予定だ。
Text by SAKURAI Kenichi
10月から日本でも発売予定
2014年、創業100周年を迎えるマセラティは、記念モデル「センテニアル スペシャル エディション」をニューヨークと北京のモーターショーで発表。クーペの「グラントゥーリズモ MC ストラダーレ」と、オープンモデル「グランカブリオ MC」にそれぞれ「センテニアル スペシャル エディション」を設定し、今年7月のワールドワイドでの発売につづき、10月からは日本でも発売を開始する。
このセンテニアル スペシャル エディションは、現在グラントゥーリズモ MC ストラダーレとグランカブリオ MCで導入しているボディカラー4色にくわえ、特別な3層構造の塗装をもつ3色のバリエーションをあらたにラインナップする。ホイールもレーシーな雰囲気を表現する4種類が専用で用意される。
この特別に用意された3層構造のボディカラーのなかで、とくに「ロッソマグマ」と「ブルー インキオストロ」と呼ばれる2色は、1914年にマセラティが設立された、イタリア北部ボローニャの街を象徴する伝統的な色をモチーフにしているのだという。
エクステリアでは、ボディカラーとホイールのコンビネーションにより、エクスクルーシブなイメージを演出可能。ボディカラーに応じて「マットスモーク」または「チャコールグレー」を採用した専用ホイールは、100周年記念のロゴをセンターキャップにあしらったほか、ボディカラーのアクセントがはいり、特別なモデルであることを見るものに理解させる。
なかでもホイールのリム部分にかかるスポークエンドに、トライデントの矛先をモチーフとしたデザインがあしらわれている20インチの「MCデザイン」(写真の赤いボディカラー車に装着)は、創業者の名を冠した100周年記念コンセプトカー「アルフィエーリ」で採用されたホイールにも共通するデザインイメージをもっているため、マニア心をくすぐる仕様として注目したいラインナップである。
Maserati GranTurismo MC Stradale Centennial Special Edition
マセラティ グラントゥーリズモ MCストラダーレ センテニアル スペシャル エディション
Maserati GranCabrio MC Centennial Special Edition
マセラティ グランカブリオ MC センテニアル スペシャル エディション
マセラティ100周年を記念する特別仕様車 (2)
内外装のカラーリングも特別な組み合わせ
インテリアは、特別色を合わせた計7色から選べるボディカラーそれぞれに合わせて、専用の内装色を組み合わせている。上質なレザーシートやドアトリム、アームレストやステアリングホイール、さらフロアパーペットには、レッド、ホワイト、ブルーの3色を基本としたデザインアクセントを追加。カタログラインナップとの差別化を明確にした。ヘッドレストに装着されるトライデントのエンブレムやその周囲を取り囲むラインも、このカラーリングでコーディネートされている。
ダッシュボードやシートバック、センターコンソールには、カーボンファイバーのアクセントトリムを採用、サイドシルプレートには、100周年のアニバーサリーロゴが配置され、スポーティさのなかにも特別なモデルであることを印象づける。
既報ではあるが、マセラティ グラントゥーリズモ MC ストラダーレ センテニアル スペシャル エディションは最高出力338kW(460pss)、最大トルク520Nm(53.0kgm)を発生する4.7リッターV8エンジンに6段MCシフト(ロボタイズドMT)を組み合わせて採用、303km/hの最高速を実現する。もちろん、この卓越したパフォーマンスに対応させるため、ブレンボ製のカーボンセラミックブレーキも標準装備するなど、ストッピングパワーの向上も抜かりなくおこなっている。
マセラティ ファンには、10月の日本発売が待ち遠しいはずの「センテニアル スペシャル エディション」。設立100周年を飾るモデルとして、見逃さない記念イヤーのスペシャルコレクションになりそうだ。