Range Rover|レンジローバー 新型レンジローバー イヴォーク発表
RANGE ROVER EVOQUE|レンジローバー イヴォーク
コンパクトかつプレミアムなレンジローバーの誕生
ランドローバーは、このたび開催されるパリ モーターショーで、レンジローバー史上もっとも軽量かつコンパクトなモデルとなる「レンジローバー イヴォーク」を発表する。
文=ジラフ
2リッターSi4ガソリンエンジンを採用
レンジローバー イヴォークは、これまでのレンジローバーのなかでもっとも小さく軽量なモデル。コンパクトになった車体にラグジュアリーなインテリアをくわえ、卓越したパフォーマンスの証であるオフロードでの走破性をも兼ねたプレミアムSUVがこのニューレンジローバーである。
ランドローバーは、2008年のデトロイト ショーでハイブリッド車「LRXコンセプトカー」を発表し話題となった。そのクルマをベースにデザインされ、市販車両としてこのたび登場するのがこのレンジローバー イヴォークで、独特なテーパー形状のフローティングルーフラインやショルダーなど、ダイナミックなフォルムが特徴だ。
LRXもランドローバーの代表格であるフリーランダーとの比較をしたさい、150mmほど短いボディをもつコンパクトなものであったが、レンジローバー史上最小と謳われるイヴォークの発表は、クルマのコンパクト化、そして環境への配慮という風潮が如実に進化の方向性として反映された結果といえるだろう。
搭載されるエンジンは、いままでのレンジローバーに代表される大排気のそれとはことなる新型の2リッター直噴Si4ガソリンエンジン。しかし、ツイン可変バルブタイミング機構の採用で燃焼効率などの向上を図ったことによって最高出力240psを確保している。
また、縦列駐車を自動でおこなうパークアシストのほか、ブラインドスポット モニタリング システム、リアビュー機能を内蔵し5個のデジタルカメラで車両のほぼ360度を映しだすサラウンドカメラシステムなどの、最先端技術も搭載。
発売は世界160カ国で2011年夏からとアナウンスされ、価格は4万ドル前後を予定している。