レンジローバーにロングモデルと最上位モデルを追加|Range Rover
Land Rover Range Rover|ランドローバー レンジローバー
ロングモデルとあたらしいフラッグシップモデルを追加
ジャガー・ランドローバーは、現在発売中のレンジローバーに、ロングホイールベースモデルを追加投入すると発表した。また、あたらしいエクスクルーシブモデルの「オートバイオグラフィー ブラック」も同時に発表した。
Text by OKADA Kazuyuki(OPENERS)
20年ぶりに登場のロングモデル
レンジローバーのロングホイールベースモデルは、1992~94年まで発売された「レンジローバー LSE」以来、20年ぶりの登場。伝統的なロングホイールベースのサルーンカーに代わるクルマや、究極のSUVを求める需要に、応えたものだという。
後輪前方のボディシェルを延長することで、従来のスタンダードホイールベースモデルとくらべ、後部座席のレッグルームを140mm延長。後席から助手席をスライド操作することができるパッセンジャーシートアウェイ機能により、後席にさらなるスペースと快適性が生まれる。また、電動サイドドアブラインドとパノラミックサンルーフが標準装備となるほか、左右のフロントホイールアーチ後方に「L」 バッジがアクセントとして備わるのが特徴だ。さらには、ボディサイズ延長にともないラゲッジスペースも拡大するという。
後部座席はベンチシート、または、2座の“エグゼグティブクラス”シートから、選択が可能。“エグゼグティブクラス”シートを選択した場合、後席のリクライニング角度が、スタンダードホイールベースモデルが9度であるのにたいして17度までと、よりリラックスできる角度へ、アレンジができる。
ロングホイールベースモデルは、「レンジローバー・ヴォーグ」、「ヴォーグSE」、「オートバイオグラフィー」、そして後述する「オートバイオグラフィー ブラック」の各モデルで、セレクトが可能。
あたらしいフラッグシップモデルは後席空間がより快適に
レンジローバーの最上位モデル「オートバイオグラフィー」に、より装備が豪華な「オートバイオグラフィー ブラック」が追加された。こちらにも用意された“エグゼクティブクラス”シートは、ランドローバー社が「究極の“快適性”と“機能性”を兼ね備えた上級のラグジュアリーリアシート」と表現する、電動調整式2座独立型シートと、本モデル専用にデザインが再設計された大型のセンターコンソールを備える、フラッグシップモデルにふさわしい後席空間パッケージだ。
後部座席には、ランバーマッサージと電動リクライニング機能を装備。ロングホイールベースモデルでは、ふくらはぎを乗せる“カーフレスト”が備わっている。センターコンソールには、ブラックレザーで覆われた電動可動式テーブルを収納。USB充電ソケットや、カップホルダーを内蔵している。ほかにも、クーラーボックスには、グラスとボトル用の追加収納スペースが用意されるなど、至れり尽くせりの内容。
レザーで仕上げられた各ピラー、ステンレススチールで仕上げられた艶消しテイルゲート、そして、照明により「Autobiography Black」の文字が浮かび上がるドアステップ足元のトレッドプレートを装備。また、10色の段階で調整できるLEDムードライティング機能により、ドアハンドル、収納ボックス、足元のライティング、さらには、センターコンソール表面のウッドトリムのふちが、イルミネーションで彩られるなど、それぞれ、フラッグシップにふさわしい空間を演出する。
このほかにも、エクスクルーシブなこのモデルには、ブラックエナメルとクロム仕上げの特別なバッジが与えられ、オートバイオグラフィー ブラック専用に用意された21インチまたは、22インチの、2つのあたらしいグロス仕上げのホイールが、足元を演出する。
ロングホイールベースモデルは11月22日から開催されるLA オートショーにて、そして、オートバイオグラフィー ブラックは11月5日からのドバイモーターショーにて、それぞれデビュー。2014年3月より順次デリバリーを開始する。