レンジローバー スポーツ vs. スピットファイア|Range Rover
Land Rover Range Rover Sport|ランドローバー レンジローバー スポーツ
レンジローバー スポーツ vs. スピットファイア
ランドローバー最速のSUV「レンジローバー スポーツ」と第2次世界大戦時の英国を代表するレシプロ戦闘機「スピットファイア」。新旧英国レシプロエンジンの対決が、グッドウッド フェスティバル オブ スピードの幕をあける。
SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
ランドローバー最速のSUV、「レンジローバー スポーツ」。ニューヨークモータショーでデビューした新型は、フルモデルチェンジによって、ランドローバーの最高級車種「レンジローバー」ゆずりのオールアルミニウムのフレームを獲得したことが話題となっている。
このレンジローバースポーツが、第2次世界大戦においてイギリスを救った戦闘機とも称される「スピットファイア」とレースをおこなった。
舞台はイギリス サセックスはグッドウッド エアロドーム。英国エンジニアリングの新旧異種対決は、この週末の、グッドウッド フェスティバル オブ スピードの幕開けを告げるイベントであり、同時にレンジローバー スポーツの英国ダイナミックデビューでもある。
コースは、凹凸のある芝生の上のストレートを行って戻ってくるという単純なもの。レンジローバー スポーツにとっては、グリップが安定しないこのコース、走破性能をみせつける絶好の場である。いっぽうの、スピットファイアは、コース途中で離陸し、空中で反転すると、そのまま飛行しながらゴールラインを通過する。
対決の結末については、ページ末の動画をご覧いただくとして、ここでは使用された2機のスペックを簡単に紹介しよう。
まずは最新のレンジローバー スポーツ。こちらは、そもそもジャガーのエンジンである、スーパーチャージャー付き5.0リッターV型8気筒エンジンを搭載する最上位モデルで、最高出力は510ps。今回のレースでは、安定しない足場ながら、時速210km/h程度を記録し、すぐれた四輪制御機能をいかして、すばやいUターンにも成功したという。
いっぽう、スーパマリン「スピットファイア」は、「Mk.9」とよばれるモデルの複座版である、「TR9」で、1945年のモデルだ。エンジンは、ロールス・ロイス マーリン 66とよばれる、27リッターV型12気筒2ステージスーパーチャージド。3,000m以上の高度では1,720ps程度、離陸時には概ね1,315ps程度の出力を発揮するものとおもわれる。