DS3のオープンモデル いよいよ日本発売|Citroen
Citroen DS3 Cabrio |シトロエン DS3 カブリオ
DS3のオープンモデル いよいよ日本発売
パリモーターショー 2012でデビューを果たし、OPENERSでも海外試乗の模様をお伝えした、シトロエン「DS3 カブリオ」がいよいよ日本に上陸。7月5日より販売を開始する。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)Photographs by ABE Masaya
DS3のオープンモデル
2012年9月に開催されたパリモーターショー2012でデビューを果たした、シトロエン「DS3 カブリオ」が日本での販売を、いよいよ7月5日から開始する。導入されるのは、「Sport Chic」をベースにした、「DS3 Cabrio Sport Chic」。
このDS3 カブリオは、オープンボディでありながら、ハッチバックモデルとおなじシルエットを継承しているのが特徴。電動ソフトトップはルーフラインに沿ってスライドし、屋根の上部のみが開く「セミオープン」と、リアウインドを含む後部まですべてが折りたたまれる「フルオープン」が最初から設定されている。また、それとは別に任意の位置でルーフを止めることも可能だ。このオープン化に伴っての重量増は、ハッチバックボディ比で、わずか20kgにおさえられているという。
ソフトトップ部には、アクリル、ゴム、ポリエステルの3層構造となる剛性の高い素材がつかわれているため、シトロエンによれば、ルーフを閉じた状態での遮音性はDS3のクローズドボディに、匹敵するという。
さらに、時速120kmまで開閉が可能だ。また、動作にかかる所要時間はオープン、クローズともに16秒となっている。
用意されるボディカラーは4種類で、そのうちの1種類は、先日限定発売された「DS3 ウルトラマリン」で採用されたのとおなじ、ホワイト系の「ブラン バンキーズ」に深いブルーである「ブルー アンフィニ」のツートーンカラー。内装色やシートの色もブルーだが、受注生産モデルとして、「ブルー アンフィニ」のかわりに、シルバー系の「グリ ムーンダスト」、ソフトトップを「DSモノグラム」、シートをブラック系の「ミストラル」の組みあわせにしたものが用意される。また「ノアール ペルラネラ」というブラックパール系のボディカラーでは、その組みあわせが標準装備となり、逆に、受注生産モデルとして、ブラン バンキーズで標準だったブルー系のソフトトップや内装のものが選択できるようになる。
イエロー系の「ジョーヌ ペガス」、レッド系の「ルージュ ルビ」は、いずれもソフトトップ、内装、シート共に黒系のものが採用されており、ダッシュボードカラーは「カーボテック」とよばれるカーボン風のものだ。
また、テールランプは全車でウルトラマリンで採用された、奥行き感のある「3D LED コンビネーションランプ」を装着している。
インテリアはこのクラスのオープンカーとしては随一の室内空間と謳っており、フルオープン時にも大人5人が乗車できるとされる。トランクもソフトトップの収納を工夫することで、クラス最大となる230リットルの容量を確保している。
搭載される1.6リッター4気筒ツインスクロールターボエンジンは「DS3 Sport Chic」とおなじもので、最高出力115kW(156ps)/6,000rpm、最大トルク240Nm(24.5kgm)/1,400-3,500rpmというスペック。組みあわされるトランスミッションは6段のマニュアルのみだ。
販売開始は7月5日より。価格は311万円だ。
Citroen DS3 Cabrio Sport Chic |シトロエン DS3 カブリオ スポーツシック
ボディサイズ|全長3,965×全幅1,715×全高1,460mm
ホイールベース|2,455 mm
トレッド 前/後|1,465 / 1,455 mm
最小回転半径|5.4 メートル
トランク容量(VDA値)|230 リットル
重量|1,210 kg
エンジン|1,598cc 直列4気筒ターボ
圧縮比|10.5 : 1
最高出力| 115kW(156ps)/ 6,000 rpm
最大トルク|240Nm(24.5kgm)/ 1,400-3,500 rpm
トランスミッション|6段マニュアル
駆動方式|FF
サスペンション 前|マクファーソンストラット
サスペンション 後|トーションビーム
タイヤ|205/45R17
ブレーキ 前/後|ベンチレーテッドディスク / ディスク
燃費(JC08モード)|13.6 km/ℓ
燃料タンク容量|50 ℓ
価格|311万円