BMWとジャガー ランドローバー、次世代EV開発で協業|Jagar Land Rover & BMW
BMW|ビー・エム・ダブリュー
Jaguar Land Rover|ジャガー ランドローバー
BMWとジャガー ランドローバー、次世代EV開発で協業
ジャガー ランドローバーとBMWは6月5日、次世代電気自動車のパワートレーンに開して、共同で開発を行うと発表した。
Text by OPENERS
開発速度や調達のメリットをお互いに享受
次世代のEVパワーユニットの開発について、BMWとジャガー ランドローバーが協業することを明らかにした。英独にまたがる両社ではあるが、環境負荷が少なく先進的な電動化技術に対して共通のビジョンを持ち合わせており、協業が実現したという。
ジャガー ランドローバーとBMWが協業するにあたり、両社があげているのが、近年急激にその重要性が高まる「ACES」、すなわち自動運転(Autonomous)、コネクティビティ(Connectivity)、電動化(Electrification)、シェアリング(Shared/Services)、への対応だ。これらへ取り組むための基本が、特に技術進化が著しい電動化への素早い対応だという。
BMWはすでに2013年から電動コンパクトモデル「i3」を、一方のジャガー ランドローバーは2018年にジャガーの電動SUV「I-PACE」を市場に導入している。これらの実績から両社が得たナレッジを持ち寄り、共同で研究開発や製造計画、サプライチェーンにおける共同購入を行うことで、高いスケールメリットを享受できると目論んでいる。
ジャガー ランドローバーでは、次世代EDU(エレクトリック ドライブ ユニット)について、今年1月に世界市場向け製造拠点になったイギリスはウルバーハンプトンにあるエンジン マニュファクチュアリング センターで製造を行う予定だ。BMWでは第5世代となる次世代電動ユニットがこれにあたり、BMWの新しい電動SUV「iX3」に搭載されるという。
またBMWは、世界中のカスタマーニーズや法的要件を満たすために、いくつもの新技術を開発していくことが重要だと考えており、BMWグループが今回の協業をもって電動化に傾注するものではなく、従来通りの内燃エンジンやプラグインハイブリッド、さらには燃料電池などについても併せて研究を続けていくことを強調している。
ジャガー ランドローバー側も、2020年以降の新型車すべてに、EVやPHEV、MHEVなど電動モデルの設定を明言している一方で、ガソリンやディーゼルエンジンも引き続き展開するとしている。
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