マイナーチェンジしたRC Fをワールドプレミア|Lexus
Lexus RC F|レクサス RC F
マイナーチェンジしたRC Fをデトロイトでワールドプレミア
レクサスは、デトロイトモーターショーでマイナーチェンジしたスポーツクーペ「RC F」をワールドプレミアした。
Text by YANAKA Tomomi
GT3マシンのノウハウを応用した「パフォーマンスパッケージ」も設定
2007年の「IS F」発売とともに、「公道からサーキットまでシームレスに走りを楽しめる」という開発テーマのもとレクサスの高性能モデルとして受け継がれてきた“F”。
“F”のあらたな一歩として今回デトロイトで世界初披露されたRC Fは、パワートレインやサスペンション、タイヤなどを改良。5リッター自然吸気エンジンのままだが、エンジンは出力を向上させ、最高出力352kW(472ps)/7,000rpm、最大トルク535Nm(54.6kgm)/4,800rpmを発生させる。
またエアクリーナー形状変更による吸気性能向上とスロットル制御の軽量によりアクセルレスポンスを向上させたという。ボディも20kgの軽量化を実現した。
エクステリアは、レースで培われた空力デバイスや形状を最大限にスタイリングに織り込み、フロントバンパーコーナーにカナード形状を取り入れてダウンフォースを向上させたほか、サイドのロッカーモール後ろ端にアンダーカット形状をつくることでリヤタイヤ周辺の乱気流を抑制するなど空力性能の向上を目指した。
さらに、前後のホイールハウスにダクトを設けることでホイールハウス内にたまった空気の圧縮を低減。最適なコーナリング姿勢やステアリングの応答性の向上にも寄与するという。
そしてあらたに、「パフォーマンスパッケージ」も設定。日本のスーパーGTやアメリカのデイトナ24時間レースなど、「RC F GT3」の参戦ノウハウを応用して専用の空力パーツや内装デザインを採用。エンジンやルーフなどの外装部品に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)や、カーボンセラミックブレーキ、チタンマフラー、軽量アルミホイールにより従来比70kgの軽量化を実現させ、加速性能も向上させている。