新型Sクラスのインテリアが明らかに!|Mercedes-Benz
CAR / NEWS
2014年12月4日

新型Sクラスのインテリアが明らかに!|Mercedes-Benz

Mercedes-Benz S-Class|メルセデス・ベンツ Sクラス

新型Sクラスのインテリアと装備を公開

メルセデス・ベンツのフラッグシップサルーン「Sクラス」。間もなくフルモデルチェンジをむかえるにあたり、これまでも、「エステティクスS」というかたちでデザインを示唆したり、安全技術説明会というかたちで搭載予定の最新技術を発表するなど、期待を高まらせてきた。そしてついに、インテリアが公開された。

Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)

メルセデス ブランドの頂点にふさわしいインテリア

「Sクラス」は、メルセデス・ベンツが誇るフラッグシップサルーン。そのSクラスのフルモデルチェンジが、いよいよ秒読み段階に入り、ついにインテリアや装備が公開された。

ダッシュボードは、上部がキルティング加工されたレザーで覆われ、クロームモールを挟んで、立体的なウッドパネルがあしらわれる。それらはそのままフロントシートを取り囲むようにトリムとしてつづき、全体的に水平を基調としたデザインを強調する。

ハンドルの奥にはアナログのメーターパネルにかわりデジタルの液晶画面が配される。その隣、コンソールル中央にも12.3インチの大型液晶が設置され、各種コントロールやナビゲーション画面、エンターテイメントを表示する。

メルセデス・ベンツがみずから開発するシートも、トップグレードにふさわしいこだわりをみせている。後席を“ファースト・クラス”と位置づけ、リクライニング可能な角度をより深くし、あわせて、リクライニング時に万一事故があっても、シート座面下にあるエアバッグが動作し、寝そべったかたちの乗員が滑ってシートベルトから抜けてしまう“サブマリン現象”を防ぐ機能も搭載された。

先代にくらべて20パーセント軽量化を果たしたという、この電動シートには、ユニークなマッサージ機能「ENERGIZING」を採用。合計で14個のエアチャンバーを作動させる、6つのマッサージプログラムが用意されており、そのうち2つは温熱マッサージプログラムになっている。

Mercedes-Benz S Class|メルセデス・ベンツ S クラス

Mercedes-Benz S Class|メルセデス・ベンツ S クラス

空調では、シートごとに温度設定可能なエアコンが、最大21個ものモーターを駆動して室温を最適に調整する。そのほか、強化フィルターやイオン空気清浄機能で有害物質を取り除き、室内にきれいな空気を提供するとともに、フレングランス ディフューザーとしても機能するオプションパッケージも設定される。

マルチメディア機能も最新のものとなり、無線LANのホットスポット機能をはじめ、インターネットアクセスやSNSの利用もディスプレイから利用可能だ。さらに、フロントのディスプレイは、プリズム原理を利用して、運転席と助手席に別々の画面をみせる「マルチビュー」機能を搭載。これにより、運転手がナビゲーション画面を見ると同時に、助手席ではそれを邪魔することなくTVを楽しむことができる。フロントヘッドレストに内臓される、リヤパッセンジャー向けの10.2インチのリヤ エンターテイメント システムも独立して操作できるため、車内合計で4つの画面で別々の楽しみ方ができる。

オーディオ装備では、「SLクラス」で採用されたように、ボディを補強するクロスメンバーとサイドメンバーの空洞を音響室として利用する、フロントバス システムを標準で搭載、車内のウーファー設置を不要としている。10スピーカーの標準オーディオのほかに、ブルメスター(Burmester)と共同開発した“ブルメスター サラウンドシステム”や、トータルで1,540ワットを出力する24個のスピーカーを搭載する“ブルメスター ハイエンド3Dサラウンドシステム”もオプションで選択できる。

今年の夏前までには正式に発表されるのではないかと噂されるSクラス。ラグジュアリーサルーンのあたらしい台風の目になるのはまちがいない。

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