レンジローバー イヴォークがフルモデルチェンジ|Land Rover
LAND ROVER Range Rover Evoque|ランドローバー レンジローバー イヴォーク
「レンジローバー イヴォーク」がフルモデルチェンジ
ランドローバーは11月26日、英ロンドンのイーストエンドで、フルモデルチェンジした新型コンパクトSUV「レンジローバー イヴォーク」を世界初披露した。
Text by HARA Akira
ランドローバー初のマイルドハイブリッド搭載
2010年に発表された初代「イヴォーク」は、ラグジュアリーコンパクトSUV市場のパイオニアとして、これまで世界で772,096台以上が販売され、217以上の国際的な賞を獲得したモデルだ。2代目となる新型は、特徴的なクーペスタイルをより洗練させたほか、サステナビリティを意識した新素材やカメラを使用した視覚に関する新装備、ディーゼル、ガソリン、マイルドハイブリットなどの多彩なパワートレーンを採用した、都市からオフロードまで対応するラグジュアリーSUVになったという。
独特の傾斜したルーフラインとリアに向かって上昇するウエストラインを持つ新型のボディは、全長4,371×全幅1,996×全高1,649mm。より薄型となったヘッドランプとリアランプ、格納式ドアハンドル、明確なショルダーラインと力強いホイールアーチ、21インチホイールなどが目を引く。
インテリアは、素材として従来のレザーのほか、サステナブルなユーカリ、ウール、再生プラスチックから生まれた新素材などをオプション設定。デザインはすっきりとしたサーフェスやシンプルなラインを組み合わせたもので、そこに高速化した最新ソフトウェアを搭載したデュアルタッチスクリーン インフォテインメント システム「Touch Pro Duo」を組み合わせた。
車両前方に設置したカメラでフロント下180度の視覚を確保する世界初の「クリアサイト グラウンドビュー」や、車体後方のカメラで撮影した映像をルームミラーに映し出す「クリアサイト リアビュー ミラー」などの先進機能を装備。室内空間では、2,681mmに延長したホイールベースにより、リアシートのスペースは20mm拡大した。また、ラゲッジスペースは10パーセント増の591リッターとなり、2:1:2の分割可倒式リアシートを倒すと総容量は1,383リッターまで拡大する。
LAND ROVER Range Rover Evoque|ランドローバー レンジローバー イヴォーク
「レンジローバー イヴォーク」がフルモデルチェンジ
プラグイン ハイブリッドモデルの導入も予定
パワートレーンは、最高出力/最大トルクが180ps/430Nmの2.0リッター ディーゼルエンジン「D180」、200ps/320Nmの2.0リッター ガソリンエンジン「P200」、249ps/365Nmの2.0リッター ガソリンエンジン「P250」、300ps/400Nmの2.0リッター ガソリン+マイルドハイブリッドシステム「P300」をラインアップ。
P300では、エンジンに搭載したベルト インテグレーテッド スターター ジェネレーターが減速エネルギーをフロア下のバッテリーに蓄え、ブレーキ操作で車速が17km/h以下になるとエンジンが停止。発車時にそのエネルギーを再び利用するシステムとなっている。さらに約1年後は、プラグインハイブリッドモデルの導入も予定されているという。性能は、D180が最高速度205km/h、0-100km/h加速9.3秒、P200が216km/hと8.5秒、P250が230km/hと7.5秒、P300が242km/hと6.6秒というところだ。
四輪駆動システムは、フラッグシップの「レンジローバー」で初採用した「テレイン レスポンス2」を搭載。走行中の路面を自動的に検知し、状況に応じた最適なサスペンション、トランスミッション、トラクションの設定を行い、ドライバーの負担を軽減する。また、走行可能な渡河水深は、500mmから600mmに向上。人工知能(AI)アルゴリズムを駆使してドライバーの好みや行動パターンを学習し、ドライバーをサポートする「スマートセッティング」をランドローバーとして初採用したモデルもある。これにより、シートポジション、音楽、温度設定だけでなく、ステアリングコラムの設定も制御することができ、快適性を最大限に高めているという。
価格は、「イヴォーク」が461万円(P200)〜667万円(SE D180)、「イヴォーク R-ダイナミック」が602万円(S P250)〜801万円(HSE P300)、「イヴォーク ファーストエディション」が799万円(P250)〜821万円(D180)となっている。
ランドローバーコール
0120-18-5568(9:00-18:00、土日祝日を除く)