プジョー Onyxがルイ・ヴィトン クラシックアワードを獲得|Peugeot
Peugeot Onyx|プジョー オニキス
プジョー Onyxがルイ・ヴィトン クラシックアワードを獲得
ジュネーブモーターショーで公開され、話題をさらった、フェラーリのフラッグシップスーパーカー「ラ・フェラーリ」がジャパンプレミアを果たした。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
斬新な素材に注目
2005年の第1回目開催以来、世界でもっとも権威あるクラシックカーアワードのひとつに数えられる、ルイ・ヴィトン クラシック アワードが、今年も、パリ、ブーローニュの森にあるレストラン「ル・プレ・カトラン」を舞台に開催された。
このイベントは、いわゆるコンクールデレガンス、一堂に介した世界中のクラシックカーの中から「ベスト・オブ・ショー」を選出する「ルイ・ヴィトン クラシック コンクール アワード」が中心となるもので、今年は「フェラーリ 250 GTO」の一台がそのアワードを受賞したのだが、もうひとつ、このイベントには、「コンセプト アワード」という、今後40年のあいだに、大きな賞を獲得するであろうクルマ、いってみれば、未来の「ベスト・オブ・ショー」を選出する賞がもうけられている。
今年、この賞を、パリモーターショー2012にてワールドプレミアをかざったプジョーのコンセプトカー「Onyx」が受賞した。
受賞をうけて、プジョースタイルのディレクター ジル・ヴィダルは、このOnyxについて、以下のようにコメントしている。
「コンセプトカー Onyxは、今後のプジョースタイリングはいかなるものになるか、の手がかりになるスーパーカーです。我々は、高級でラディカルなデザインを表現するのに、様々な優れた素材を使っています──銅、カーボン、フェルト、古新聞といった! そして、このボディの中にはプジョーのクルマづくりの妙技が実現した、600馬力のV型8気筒のハイブリッドディーゼルエンジンが隠されているのです。」
パリモーターショー2012の際にもお伝えしたように、実際、乗員コンパートメントは圧縮したフェルトで製造されており、ダッシュボードの木材のように見えるパネルは、「Newspaper wood」とよばれる、古新聞から生まれたものだ。
カーボンと銅をつかったエクステリアのデザイン、圧倒的な出力かつ、環境負荷の低いパワートレインと同様、こういった斬新な素材をつかった未来的なインテリアもあっての受賞である。