ベントレー創業100周年を記念したミュルザンヌ|Bentley
Bentley Mulsanne W.O. Edittion|ベントレー ミュルザンヌ W.O.エディション
ベントレー創業100周年を記念した100台限定のミュルザンヌ
ベントレー・モーターズは現地時間7月12日(木)、ベントレーのフラッグシップモデル「ミュルザンヌ」に、限定車「W.O.エディション」を設定した。ベントレーが100周年を迎える2019年に100台限定で発売する。
Text by YANAKA Tomomi
創業者が所有していた「8リッター」をオマージュ
ベントレーが、創業者W.O.ベントレーの名を称える記念すべき限定車「ミュルザンヌ W.O.エディション」を発表した。
ベースとなるのは2016年にフルモデルチェンジした「ミュルザンヌ」で、ベントレーのビスポーク部門「マリナー」がデザインを手掛ける。さらに、W.O.ベントレーが個人所有していた往年の名車「8リッター」のクランクシャフトから切り出した薄片がオブジェとして飾られるという。
この「8リッター」は英国製自動車の“黄金時代”と言われる1930年に、W.O.ベントレー自身がベントレー・モーターズで最後にデザインしたモデルで、その世界観は今回の限定モデルにも反映。限定車には、ヴィンテージカーのような雰囲気を感じさせるインテリアに、エレガントなブラックホイールが与えられ、「8リッター」にも負けない風格を湛えている。
また室内には、ガラスタンブラーも備わるマリナーの手製による照明付きカクテルキャビネットがあり、象嵌細工によって「8リッター」の幾何学的なフロント マトリックスグリルとヘッドライトを描かれている。
そのキャビネットを開けるとディスプレイウインドウが現れ、その内部にはW.O.ベントレーが所有した「8リッター」のクランクシャフトの一片が飾られているという凝ったつくりだ。“作品”の仕上げとしてW.O.ベントレーの署名も刻印してある。
「ミュルザンヌ W.O.エディション」は、アールデコの雰囲気を醸し出す内外装ならが、リアドアのプライバシーカーテンやリアシート エンターテインメント システムなど現代的な快適装備は当然装備する。
ボディはオニキス(黒)のペイントワークを基本とするが、ほかのカラーにすることも可能。また3種類のボディバリエーションから選ぶことができるという。販売台数は世界限定100台で価格は未定。ベントレーがたどってきた歴史を感じることができる1台だ。
ベントレー コール
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