フィアット 500に甘い特別仕様車登場|Fiat
Fiat 500 Cremino|フィアット チンクエチェント クレミーノ
限定車「チンクエチェント クレミーノ」を発表
フィアットクライスラージャパンは、内外装に専用色を用いた特別仕様車「500 Cremino」を発表。11月1日より100台限定で販売を開始する。また、2気筒の「ツインエア」エンジン搭載モデルの充電制御装置を更新し、燃費が向上したと発表した。
Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)
100年前のコラボレーションから誕生した限定車
フィアットクライスラージャパンが今回発表した特別限定車、「500 Cremino(クレミーノ)」。そのネーミングは、イタリアのチョコレート菓子「Cremino」に由来している。
このCreminoは、フィアットのチョコレートだということをご存知だろうか?
1911年、フィアットは新型車である「フィアット タイプ4」を発表。このとき、ボローニャにある1796年創業の老舗チョコレートメーカー「MAJANI(マイヤーニ)」に、「タイプ4」のためのチョコレートの製作を依頼した。
マイヤーニは「タイプ4」の"4"にちなんでナッツやコーヒークリームのペーストを4層に重ねたチョコレート菓子を生み出し、これを「フィアット・クレミーノ・チョコレート」と命名した。以後100年間、つくりつづけられているこのフィアットのチョコレートが、今回、500のモチーフとなった「Cremino」なのだ。
ベース車両は875ccの2気筒エンジンを搭載する「500 TwinAir Pop」で、価格はベース車両とおなじ220万円となっている。
あたらしいスマートオルタネーターを採用
同時に今回、2気筒エンジンである「ツインエア」搭載モデルが更新をうけ、充電のタイミングを最適化する充電制御装置であるスマートオルタネーターを新たに採用。10・15モードでそれぞれ0.5km/ℓ、燃費が向上している。「500 TwinAir POP」は21.5km/ℓから22.0km/ℓへ。「500 TwinAir LOUNGE」は21.0km/ℓから21.5km/ℓになった。
Fiat 500 Cremino|フィアット チンクエチェント クレミーノ
ボディサイズ|3,545×1,625×1,515mm
ホイールベース|2,300mm
トレッド 前/後|1,415/1,410mm
重量|1,010kg
エンジン|875cc直列2気筒インタークーラーターボ
最高出力(通常時)| 63kW(85ps)/5,500rpm
最高出力(エコスイッチ使用時)| 57kW(77ps)/5,500rpm
最大トルク(通常時)|145Nm(14.8kgm)/1,900rpm
最大トルク(エコスイッチ使用時)|100Nm(10.2kgm)/1,900rpm
トランスミッション|デュアロジック 5段シーケンシャルトランスミッション
駆動方式|前輪駆動
サスペンション 前|スタビライザーつきマクファーソンストラット
サスペンション 後|スタビライザーつきトーションビーム
タイヤサイズ|185/55R15
燃費|22.0km/ℓ(JC08モード)
CO2排出量|106g/km
価格|220万円