6代目にフルモデルチェンジしたM5の受注を開始|BMW
BMW M5|ビー・エム・ダブリュー M5
6代目にフルモデルチェンジしたM5の受注を開始
ビー・エム・ダブリューは10月24日(火)、最新「5シリーズ」をベースにしたハイパフォーマンスモデル「M5」の受注を開始。デリバリーは来年4月以降に順次開始されるという。
Text by YANAKA Tomomi
セダンのMシリーズで初の4WDを採用
1984年に登場し、6世代目へと生まれ変わった「M5」。今年2月に日本に上陸した「5シリーズ」をベースに、ハイパフォーマンスモデルを手掛けるBMW M社によって開発された。
新型の注目すべきポイントとなっているのは、MモデルのセダンではじめてM専用四輪駆動システム「M xDrive」が搭載されたこと。さまざまな路面状況での最大限のトラクション性能をサポートすることが可能になったとBMWでは謳ういっぽう、サーキットなどでMモデルの個性を最大限発揮できるよう、スポーツモードや2WDモードなども選択可能となっている。
パワーユニットは、新開発のターボチャージャーを採用した4.4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。最高出力は441kW(600ps)/5,600-6,700rpm、最大トルクは先代より70Nm増大し、750Nm/1,800-5,600rpmを発生させる。シフト特性を3段階から選択できるという8段Mステップトロニック トランスミッションと四輪駆動の組み合わせにより、0-100km加速は3.4秒を記録した。
ボディには、M5ではじめてカーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)のルーフを採用したほか、パターンが浮かび上がるアルミニウム製のエンジンフードが与えられ、軽量化と強度向上に貢献。存在感のあるフロントのエアインテークは、パワーユニットの冷却効率の向上とともに、Mモデルならではのスポーティな存在感をアピールする。
安全装備も5シリーズに準じて盛り込まれており、ルームミラー内のステレオカメラや前方と後方に取り付けられたミリ波レーダー センサーにより日常走行での急停止や飛び出しなどを瞬時に判断し、警告。さらに、渋滞時に先行者追従走行をサポートするステアリング&レーン コントロール アシストで部分的に自動運転を可能にしている。
価格は1,703万円で、デリバリーは来年4月以降順次スタート。実際の車両は、10月28日(土)から一般公開される東京モーターショーでアジア初披露される。
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