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2017年3月14日
3人乗りの小型EVコンセプトモデル「i-TRIL」をジュネーブでワールドプレミア|Toyota
Toyota i-TRIL|トヨタ アイ トリル
3人乗りのシティコミューターを発表
トヨタは19日まで開催中のジュネーブモーターにおいて3人乗りの小型EVコンセプトモデル「i-TRIL(アイ トリル)」を世界初披露した。
Text by YANAKA Tomomi
近未来の都市型モビリティを想定し、開発
トヨタが考える近未来の都市型モビリティを提案するべく、ジュネーブモーターショーで発表された「i-TRIL」。フランス・ニースにあるトヨタの開発拠点「ED²(EDスクエア)」がデザインを担当した。
将来、欧州では小・中規模都市の発展が見込まれており、「i-TRIL」は小さなコミュニティで暮らす30-50代の子育て世代のライフスタイルを想定し、開発されたという。
ボディサイズは、全長2,830×全幅1,500×全高1,460mmで、ホイールベースは2,080mmとコンパクト。1回の充電で200km以上の走行が可能という。左右前輪が上下して車体の傾きを自動的に制御するアクティブ リーン機構を採用しており、意のままに操れる一体感のある走りが実感できるとトヨタでは謳う。
ちなみに、トヨタでは、2013年のジュネーブモーターショーでEVのパーソナルモビリティ「i-ROAD」を発表。「i-TRIL」は、走行距離が150km伸び、乗員もひとりから3人に増えるなど進化した。
乗員の配置は「1+2レイアウト」。ドアがフロアの一部を構成しており、開くとフロアステップの部分が開くため、楽な乗降が可能になっているという。