「ヴァンキッシュ ザガート」のオープンモデルが登場|Aston Martin
Aston Martin Vanquish Zagato Volante|アストンマーティン ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテ
「ヴァンキッシュ ザガード」のオープンモデルが登場
アストンマーティンとザガートのコラボレーションにより生み出された「ヴァンキッシュ ザガート」に「ヴォランテ」が発表された。オープンモデルを熱望するユーザーのために開発され、99台のみ生産される。
Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)
限定モデルでもオープンエアモータリングを
今回発表された「ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテ」は、イタリアのカロッツェリアであるザガートとアストンマーティンの約60年にも及ぶパートナーシップから生まれた最新作だ。
これは、2016年5月に発表された「ヴァンキッシュ ザガート クーペ」のオープントップモデル、という位置づけ。このクーペは、8月に日本初公開されたばかりだ。
搭載されるエンジンは、V型12気筒自然吸気エンジンでクーペと同様。最大出力は600psを発生し、0-60mph(約96km/h)加速は3.7秒をマークする。
エクステリアのハイライトは、そのオープントップだろう。リアデッキに設置されたツインカウルは、ラゲッジコンパートメントのテールエッジと流れるように組み合わせされている。このカウルの下には、「ヴァンキッシュ ヴォランテ」と同じメカニズムで開閉するコンバーチブルトップが収納される。
また、クーペと同じく、同社のスーパーカー「ヴァルカン」に採用されたブレードLEDテクノロジーによる丸形テールライト リフレクターを配し、独特のリア形状を構成していることも特徴だ。
インテリアは、アストンマーティンのビスポーク部門「Q」が最高級素材を用いることで、ラグジュアリーに仕上げられた。また、シートやドアセクションには、ユニークな“Z”パターンキルトがあしらわれ、Zagato のイニシャルである"Z"が、ヘッドレストにはエンボス加工で、センターコンソールにはステッチで、それぞれ施されている。
アストンマーティン エグゼクティブ バイス プレジデント兼チーフ クリエイティブ オフィサーのマイク・ライヒマン氏は、「クーペと同様、ボディ表面の抑揚と交差を強調することによって、筋肉質なフォルムを生み出すことに成功しています。流れるようなリアデザインに力を注ぎました。このモデルは、長期間にわたるパートナーであるザガートとのコラボレーションによる、アストンマーティン デザインの進化の道筋を示しています。自動車製造プロセスにおける両ブランドの協力関係を強化するモデルでもあります」とコメントしている。
ヴァンキッシュ ザガート ヴォランテは、オープントップモデルを熱望するユーザーの期待に応え、99台のみが限定生産される。納車時期については、2017年の第1四半期を予定しているとアナウンスされた。