GT-Rニスモ2017年モデルをニュルブルクリンクで初披露|Nissan
NISSAN GT-R NISMO|日産 GT-R ニスモ
GT-Rニスモ2017年モデルをニュルブルクリンクで初披露
日産自動車は27日、「日産GT-R ニスモ」の2017年モデルをドイツ・ニュルブルクリンクで披露した。
Text by YANAKA Tomomi
空力性能が向上
5月29日まで開催されていたニュルブルクリンク24時間耐久レースという大舞台で初披露された「日産GT-R ニスモ」の2017年モデル。ニュルブルクリンクはGT-Rニスモが走行性能を磨き、チューニングをおこない、開発を実施してきた場所でもある。
2017年モデルは、標準モデルと同様、フロントエンドの新しいバンパーが特徴。ニスモモデル専用のカーボンファイバー製フロントバンパーが与えられ、大きなダウンフォースを発生させると同時に、ホイールハウス周辺の空気を吸引することで空力性能をさらに向上させるという。
パワートレインもニスモ向けの特別なチューニングを施すことで、3.8リッターV6ツインターボエンジンは最高出力でGT-Rより30psアップの441kW(600ps)、最大トルクは352Nm(66.5kgm)を発生。GT3選手権でも使用するこのエンジンは、6段デュアルクラッチトランスミッションとともに、熟練した匠が専用クリーンルームで一台一台精巧に組み立てており、エンジンのフロント部分のアルミプレートには「匠」の名が刻まれる。
本家GT-Rと同様、ニスモ版でもインテリアを大きく刷新。ダッシュボードの上層部やステアリングホイールなどにアルカンターラを使用。またセンターダッシュボードのレイアウトも変更し、スイッチ類を現行モデルの27個から11個へと大きく削減。簡素化するとともに8インチに拡大したタッチパネルモニターを導入した。シートはレザー仕様のレカロ製カーボンバケットシートを採用する。
ボディカラーは5色から選択が可能。GT-Rが今夏の発売が予定されているので、販売は夏以降ということになりそうだ。
日産GT-R ニスモ 2017年モデル
ボディサイズ|全長4,690×全幅1,985×全高1,370mm
ホイールベース|2,780mm
エンジン|3.8リッターV型6気筒DOHC
最高出力|441kW(600ps)/6,800rpm
最大トルク|652Nm(66.5kgm)/3,600-5,600rpm
駆動|4WD
トランスミッション|6段デュアルクラッチ
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