シトロエンDS5日本発表|Citroen
Citroen DS5|シトロエン DS5
シトロエンDS5日本発表
OPENERSでもすでに報じているシトロエン「DS5」。東京モーターショーでジャパンプレミアを果たした注目のDSライン最上位モデルがついに日本でも公開された。
Text & Photographs by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
価格は400万円から
2009年に登場した小型ハッチバック「DS3」、2011年に登場したコンパクトクロスオーバー「DS4」につづいて、あらたなDSラインの最後をかざる最上位モデル、「DS5」がついに日本でも発表された。グランツーリスモとステーションワゴンを融合したモダンにしてラグジュアリーなモデルで、ヘッドライト上部からフロントウインドウよりもさらに後方まで伸びる”サーベル”とよばれるラインをはじめ、サイドシル、サイドウインドウ、ルーフ、リアフェンダーがうみだす線が、実際には広々とした室内空間をもつこのDS5に、ロングノーズ、ショートデッキで、コンパクトかつスポーティな印象の外観をあたえている。
詳細については既報に譲るが、パワートレインはプジョーシトロエングループの、定評ある1.6リッター直列4気筒ツインスクロールターボエンジン。最高出力115kw(156ps)/6,000rpm、
最大トルク240Nm/1,400-3,500rpmを発生するこのユニットが、アイシンAW製6段オートマチックトランスミッションを介して1,550kgの車体を駆動する。
日本に導入されるグレードは「DS5 Chic」。「レザーシート」と「クラブレザーシート」という2種類のオプションが用意されることが正式に決定した。
価格は400万円。オプションの「レザーシート」はプラス25万円。そして腕時計のベルトをイメージしたという“ウォッチストラップ”シートを、3色から選択でき、もっともDS5らしさの色濃い「クラブレザーシート」はプラス45万円だ。
日本専用装備としては、「サイド&バックカメラ」が標準で備わる。これは、走行中は左サイドミラーに取り付けられたカメラがとらえた、左後方の死角の映像を、リバース時には、車体後方下部にとりつけられたカメラがとらえた後方の映像を、自動防眩ルームミラーに内蔵の3.2インチモニターに映しだす装備だ。ほか、航空機のコックピットをイメージしたという運転席には、ルーフスイッチで展開するヘッドアップディスプレイ、エクステリアではLEDポジションランプ、アクセス面ではシトロエン初となるキーレスエントリーなど、多彩な装備が標準で備わる。安全性はEURO N CAPで、最高の5ツ星を獲得。
ディーラーでの展示は8月からとなり、デリバリーの開始も8月からを予定しているという。
また、今回の発表会では、「DS3ウルトラブレステージ」とともに、「DS4」に6段オートマチックトランスミッションと“ウォッチストラップ”シートを採用したモデルの追加もアナウンスされ、今後もDSラインにはさまざまな仕掛けが用意されるだろうと語られた。