X3の仕様変更およびX5の追加パッケージを発表|BMW
BMW X3|ビー・エム・ダブリュー X3
BMW X5|ビー・エム・ダブリュー X5
X3の仕様変更およびX5の追加パッケージを発表
2011年10月に発表されたBMW 328i同様、本国では今春のモデルチェンジとともにX3 xDrive28iのエンジンも現行の3リッター直列6気筒から、2リッター4気筒へとダウンサイジングされることが発表された。
Text by HORIGUCHI Yoshihiro(OPENERS)
X3もダウンサイジング
新しいX3 xDrive28iの直列4気筒エンジンは、最高出力180kW(245ps)で、直噴とツインスクロールターボのツインパワーターボテクノロジーを搭載し、バルブトロニックと可変バルブ機構(ダブルVANOS)により優れたスロットルレスポンスと低燃費を実現させるという。
ダウンサイジングしつつも、従来のX3 xDrive28iと比較して、最大トルクは40%も向上し、350Nm(35.7kgm)を1,250~4,800rpmという幅広い回転域で発揮する。この強靭なトルクにより、X3 xDrive28iの0-100km/h加速は、前モデル比マイナス0.2秒の6.7秒となっている。
最新のモデルにふさわしく、環境性能も高くなっており、EU計測値での燃費は7.5ℓ/100km(≒13.3km/ℓ)、CO2排出量はおよそ17%減の175g/kmになる。
この新しいエンジンを、従来からのキャリーオーバーとなる8段オートマチックと電子制御による前後輪トルク可変のxDrive 4WDシステムに載せることにより、スポーティーなフィーリングを実現するという。
X3には運転支援機能も充実する。運転支援機能「BMW Connected Drive」には、新しいオプションとして道路標識をカメラで読み取り、インパネ内部に速度警告と追い越し禁止を表示する機能がくわわる。また、レーン逸脱防止機能もオプション設定される。
X5にはMスポーツエディションを設定
おなじく今春、X5にMスポーツエディションが設定される。M Performance Automobilesによりチューンされたサスペンションをはじめ、20インチのM軽量アロイホイールやキセノンヘッドライトが装備される。内装もパドル付きの革巻きステアリングホイールや電動スポーツシートが装備され、外板色には新たにオリオンシルバーメタリックが選択できるようになるようだ。