マクラーレンのスポーツシリーズ第2弾「540C クーペ」が上海で登場|McLaren
McLaren 540C Coupe|マクラーレン 540C クーペ
マクラーレンのスポーツシリーズ第2弾「540C クーペ」が上海で登場
開催中の上海モーターショーで、マクラーレン・オートモーティブは「570S クーペ」につづく、スポーツシリーズの第2弾としてもっとも廉価な「540C クーペ」を発表した。
Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)
540Cと570Sでマクラーレンのスポーツシリーズが完成
マクラーレン・オートモーティブは現在開催中の上海モータショーにおて、新型モデル「540C クーペ」を発表した。この540Cは、4月1日にニューヨークモーターショーで発表された「570S クーペ」につづく、マクラーレンがエントリークラスとして位置づけるスポーツシリーズの第2弾となる。
ほかのモデルがそうであるように、540C クーペの車名も自車の最高出力に由来する。ミドに縦置きで搭載されるエンジンは、570S クーペとおなじく3.8リッターV型8気筒ツインターボ。最高出力540ps、最大トルク540Nmを発生し、トランスミッションは7段SSG(デュアルクラッチ)が組み合わされる。もちろんシャシーには「MP4-12C」譲りとなるカーボンファイバー製モノコックが採用され、乾燥重量は僅か1,311kgに抑えられた。
0-100km/h加速は3.5秒、最高速度は320km/hをマーク。エントリーモデルゆえ、570S クーペ比でマイナス0.3秒、マイナス8km/hと、若干のスペックダウンが否めないが、それでも一級のパフォーマンスをもったスーパースポーツモデルにちがいはない。
ひとめでマクラーレンだとわかるエクステリアデザインは、特徴的なフルLEDのヘッドライトをはじめ、上方に開くドアもこの540C クーペにも引き継がれた。インテリアデザインも570S クーペに倣うルックスで、最先端のインフォテイメントを提供する7インチの液晶ディスプレイも備わる。
なお540C クーペは、新興国をメインとしたモデルではなく、先に登場した570S クーペ同様に30カ国以上の主要なマーケットで展開され、この2台で、でマクラーレンのスポーツシリーズが完成となる。価格は570S クーペの14万3,250ポンド(約2,548万円)より、1万7,250ポンド高い12万6,000ポンド(約2,244万円)で販売するとアナウンスされた。