新型ミニのエンジンを公開|MINI
MINI|ミニ
3代目「MINI」の正式発表を間近にひかえ、先行してエンジンスペックを発表
11月18日に予定されているフルモデルチェンジの正式発表を前に、第3世代の新型「MINI」に搭載されるエンジンが公表された。新型「MINI」では、「クーパー S」と「クーパー」ようのエンジンをそれぞれ、2リッターと1.5リッターのツインパワーターボエンジンにリニューアル。3代目「MINI」のパフォーマンスが少しずつ見えてきた。
Text by SAKURAI Kenichi
「クーパー S」は192psに
MINIは、第3世代となる新型「MINI」に搭載する、あたらしい3気筒と4気筒ガソリンエンジンのスペックを公表した。これは11月18日に発表される新型「MINI」のプレビューで、このパワーユニットからも、次世代モデルは大幅なパフォーマンスアップが期待できる。
正式発表間近となった、第3世代の「MINI」に搭載される新開発エンジンのひとつは、最高出力141kW(192ps)、最大トルク280Nm(28.5kgm)を発生する2リッターの4気筒直噴ツインパワーターボエンジン。オーバーブースト時には300Nm(30.6kgm)の絶大なトルクを発生するという。また、もうひとつの1.5リッターの3気筒直噴ツインパワーターボエンジンは、100kW(136ps)の最高出力を持ち、220Nm(22.4kgm)の最大トルクをわずか1,250rpmで発生する。さらに、オーバーブースト時には、230Nm(23.4kgm)の最大トルクをもたらす。
この2リッターエンジンは、「クーパー S」に、1.5リッターエンジンは現行「クーパー」の1.6リッターNAエンジンに置き換えられると見込まれている。
新型「MINI」は、「MINI」としてはじめてとなる電子制御式ダンパーも搭載予定だ。ダンパーバルブの電子制御化により、路面の凹凸にたいする応答性を、ドライバーの好みにおうじて変更可能となる。スポーティな設定はもちろん、よりバランスのとれた快適な乗り心地も選択することができる。
欧州仕様には、最高出力85kW(116ps)、最大トルク270Nm(27.5kgm)を発生する1.5リッターの3気筒ディーゼルエンジンも用意した。ディーゼル、ガソリンともに現行エンジンよりも、低燃費でCO2排出量が低減されているという。
詳細なパフォーマンスは、第3世代の「MINI」が発表される11月18日まで待たなくてはならないが、エンジンのスペックだけでも大幅なパフォーマンス向上が期待できるため、いまからその走りが気になる「MINI」フリークは、全世界でいまや遅しとワールドプレミアの瞬間を待ち望んでいるはずだ。