CAR /
MOTOR SHOW
2014年12月12日
北京現地リポート|Fiat
Fiat Viaggio|フィアット・ビアッジオ
GACフィアット中国工場初の完成車
GACフィアットは、今年1月のデトロイトで発表された「ダッヂ・ダート」をベースとする、その中国生産モデル「Viaggio(ビアッジオ)」を北京国際モーターショーにて発表した。
Text & Photographs by OTANI Tatsuya
ベースはダッヂ・ダート
フィアットグループと広州汽車集団(GAC)の合弁会社であるGACフィアットは、中国で生産されるまったくあたらしいモデル「Viaggio(ビアッジオ)」を発表した。
GACフィアットの設立にかんする包括契約は2009年に結ばれ、湖南省長沙市で新工場の建設が進められてきたが、Viaggioはこの工場で生産される初の完成車となる。なお、Viaggioは“旅(Voyage)”を意味するイタリア語である。
Viaggioのベースは今年1月のデトロイトショーで発表されたばかりのダッヂ・ダート。昨年、フィアットはクライスラーを完全子会社としたが、あたらしいViaggioはこのダートのバッジエンジアリング版といえないこともない。ただし、ダートは最新のアルファロメオ・ジュリエッタをベースに開発されているので、Viaggioもトリノの血を濃く受け継いでいることになる。
エンジンはガソリン仕様の1.4リッター T-Jetターボで、最高出力は120psと150psの2種類が用意される。ギアボックスは6段デュアルクラッチ式オートマチックもしくは5段マニュアルとなる。
ボディサイズは全長4,679×全幅1,850mm、ホイールベースは2,708mm。生産は今年7月にはじまる見通しという。