ワゴンではありきたりな気がする人に──フォルクスワーゲン パサート オールトラックTDI  4MOTIONに試乗|Volkswagen
CAR / IMPRESSION
2021年10月15日

ワゴンではありきたりな気がする人に──フォルクスワーゲン パサート オールトラックTDI 4MOTIONに試乗|Volkswagen

ウインタータイヤさえ履いていれば雪道も安心

4モーションと名づけられた全輪駆動システムは、ドライバーのアクセルワークをはじめ、ホイールスピードやステアリングアングルなどのパラメーターを分析して理想的な駆動トルクを計算し、瞬時にして前後輪のトルク配分を変更するというもの。
いわゆるSUVほど最低地上高が高くないので、本当の悪路は行かない方がいいだろう。一方、スキー場の周辺のような雪道では、走破性が高い。積雪路ならウインタータイヤさえ履いていれば安心して走っていられる。これは、従来のパサートの4MOTIONで実力を体験済みである。
今回、オールトラックは、計器盤に「デジタルメーターコクピットプロ」というフル液晶のパネルを採用。ナビゲーションモードを選択すると、10インチの液晶画面ほぼ全体に地図が広がる。
ダッシュボード中央にはやはり10インチの液晶画面がすえつけられ、インフォテイメントシステムを操作できる。ユニークなのは、「Warm Feet」など感覚的なエアコンの操作ボタンが設けられていること。この先にはボイスコントロールシステムがあるだろう。フォルクスワーゲンは導入に慎重だ。
パサート・オールトラックTDI 4MOTIONの価格は552万9000円から。競合を探すと、マイルドハイブリッドつき2リッターガソリンエンジンのボルボV60クロスカントリー(579万円)や、2リッターガソリンエンジンのアウディA4オールロードクワトロ(634万円)が思いつく。
このカテゴリーの創設者ともいえる、スバル・アウトバックは、米国では2019年にフルモデルチェンジを果たし、日本でも発表されたばかりで、価格は414万7000円(X-BREAK EX)と429万円(Limited EX)。また、さらに上のクラスには、メルセデス・ベンツE220d 4MATICオールテレイン(938万円)があるものの、価格差は大きい。
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