フェラーリは初のSUVをなぜスポーツカーと主張するのか?──「プロサングエ」がワールドプレミア|Ferrari
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2022年10月2日

フェラーリは初のSUVをなぜスポーツカーと主張するのか?──「プロサングエ」がワールドプレミア|Ferrari

観音開きのドアとフルバケットタイプの4シーターを採用

ボディは、フェラーリ的に曲面と曲線を活かしたもので、フェンダーの盛り上がりなど、クラシカルなよさも感じさせる。いっぽうで、ヘッドランプの上のエアインレットから空気を採り入れて、フロントフェンダーの後ろのアウトレットから排出する流れを作ることで走行中のダウンフォースを生み出すなど、科学的なアプローチも採用されている。
ホイールベースは3,018mmと長めで、後席もスペースは比較的ゆったりととられている。電動スライド機構によって200mm前後に動かせるため、レッグルームもそれなりに確保できる。きゅうくつな印象はない。
シートの作りもよく、なによりユニークなのは、後席も前席のようにフルバケットタイプであること。体のホールド性はスポーツカーにとって重要だからと説明された。ゆえに「5シーターの計画はありません」と前出のガリエラ氏。
ドアは観音開き。Bピラー根元のプルレバーを軽く引くと、電動で開く。室内からもスイッチで閉めることができる。ブルメスターのオーディオも自慢とのことで、家族でロングツーリングを楽しめそうだ。
価格は39万ユーロ程度。生産台数はフェラーリの常で未発表。「20パーセント程度に抑えます」とガリエラ氏。すでに注文殺到で、もうすぐ受注停止の可能性もある、とフェラーリではしている。納車はまず2023年第2四半期に欧州分から始まり、順次、世界に拡げていくそうだ。
問い合わせ先

フェラーリ

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