ジュネーブモーターショーに新V40登場|Volvo
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2014年12月15日

ジュネーブモーターショーに新V40登場|Volvo

Volvo|ボルボ

ジュネーブモーターショーに新V40登場

ボルボは新型となるV40をジュネーブモーターショーに出展する。この新型でV40は、セダンタイプであるS40のステーションワゴンモデルという位置づけから、5ドアハッチバックへと変更される。

Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)

V40、ハッチバック化

限定的ながらも情報が公開された新型V40は、「モダンラグジュアリーカー」と呼称され、市場からの意見を反映した、デザイン、安全性、使い勝手をブレンドしたプレミアムハッチバックモデルであるとされる。セダンであるS40のステーションワゴンモデルとして1995年に登場した初代、V50という名に変更された2004年発売の2代目から、ハッチバックへと姿を変えた新型V40は、BMW 1シリーズやアウディ A3スポーツバックをライバルと睨む。

人間工学に基づいたコクピットでは必要な情報をドライバーに負担なく提供することで、運転に集中しつつリラックスできるように配慮されており、歩行者検知機能、オートブレーキ、パーキングアシスト、レーンキープ機能、歩行者保護用エアバッグなどの安全装置も搭載されるようだ。

高い環境性能をアピール

今回のV40のショーへの出展にあたって、ボルボが強調するのは、その好燃費だ。最高出力254psを発生し、0-100km/h加速6.7秒を記録する「T5」というガソリンエンジングレードも用意されるが、むしろ焦点があてられているのは、ダウンサイジングによる高効率化の流れにのった「D2」とよばれるディーゼルエンジングレード。燃費3.6ℓ/100km、CO2排出量は100g/kmを下回り、94g/100kmを達成している。

春にはC30も同等のCO2排出量となり、おなじエンジンを搭載したS40とV50はCO2排出量99g/kmになるという。

ジュネーブモーターショーに新V40登場|Volvo 02

さらに2012年後半にはV60のプラグインハイブリッド版も登場。こちらは燃費1.9ℓ/100km、CO2排出量49g/km、50kmまでのEV走行を実現し、最高出力215psのディーゼルエンジンと70psのモーターを組み合わせ、最大440+200Nmのトルクを発生する新次元のハイブリッド車であると、ボルボは誇る。

2013年にはVEA(Volvo Environmental Architecture)エンジンという4気筒エンジンも導入する。ディーゼル、ガソリンの両方が用意され、ハイパワーから高効率モデルまで対応できるほか、ハイブリッドをふくめ、先端技術とも柔軟に組み合わせられるという。

ボルボが公開している、歩行者保護用エアバッグの解説動画

           
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