Audi A8L|「アウディA8L」とCO2排出量オフセット付きリースパッケージ
環境意識の高いエグゼクティブに向けて
「アウディA8L」特別仕様車とCO2排出量オフセット付きリースパッケージ
カンパニーカーとしてリムジン仕様のラグジュアリーカーを利用しているひとも多いはず。そんなエグゼクティブに向けて、CO2排出量をオフセットするサービスなどを付帯したリースパッケージが、アウディのフラッグシップ「A8L」に登場した。
装備充実、価格そのまま
今回発表されたのは、装備を充実させた特別仕様車「アウディA8L 4.2 FSIクワトロ ショーファーリミテッド」と、このモデル専用のリースプログラムである「アウディ オール・イン・ワン プログラム」である。
まず実車のA8L 4.2 FSIクワトロ ショーファーリミテッドについて。アウディブランドの頂点「A8」のロングホイールベース仕様をベースに、オーダーメイドプログラム「アウディ エクスクルーシブ」の装備を付与。
後席の快適性を向上させるクールボックス(通常37万円)やリアシート用カルダンライト(同15万円)、リアシート用タイサポート(同90万円)、合計142万円分の装備を盛り込みながら、車両本体価格据え置きの1215万円で提供される。
CO2排出量相当金額を無料付帯
リースパッケージであるアウディ オール・イン・ワン プログラムは、4つのサービスがセットになっているが、最大のトピックは「アウディ カーボンオフセット」。年間1万2000km走行した場合の、3年分または5年分のCO2排出量相当金額を無料付帯するもので、カーボンオフセット証明書と、カーボンオフセットの証明ステッカーが後日送られてくる。
さらに、リース期間終了後の残存予定価格を差し引いた額を支払い対象とし月々の額を軽減する「アウディ オートリース」や、保険料を割安にできる「アウディ自動車保険プレミアム」、3年間、走行距離5万kmまでのメンテナンスを無料でサポートする「アウディ フリーウェイプラン」が組み合わされる。
BRAND HISTORY
Audi(アウディ)のエンブレムは“フォーリングス”。その輪ひとつひとつが自動車メーカーのアウディ、DKW(デーカーヴェー)、ホルヒ、ヴァンダラーを表しているのはご存じだろう。いずれもザクセン州に本拠を置き、20世紀のはじめ、ドイツの自動車産業を牽引したブランドである。しかし、第一次世界大戦後に起きた世界恐慌の煽りをくらった4社は、生き残りをかけて、1932年にアウトウニオンを結成。DKWがモーターサイクルと小型車、ヴァンダラーが中型車、アウディが高級中型車、そして、ホルヒがラグジュアリーカーに特化する戦略をとることになった。
しかし、第二次世界大戦の敗戦により旧東ドイツのザクセンはロシアの占領下となり、アウトウニオンは消滅。これを見越して、旧西ドイツのバイエルン州インゴルシュタットに新生アウトウニオンが設立される。BMWやメルセデス・ベンツとちがい、工場のない状況からの苦しいスタートをしいられたアウトウニオンであったが、DKWデリバリーバンなどの生産により徐々に体力をつけていった。
1964年末にフォルクスワーゲン傘下に収まったアウトウニオンは、ほどなくしてアウディの名を冠した新型車を世に送り出す。そして1969年には、ネッカースウルムに本拠を置くNSU(“ヴァンケルエンジン”の開発で知られる)を合併し、アウディNSUアウトウニオンとなり、1985年からはアウディとして現在にいたる。クワトロをはじめとするテクノロジーと、モータースポーツ活動に裏付けられたダイナミック性能、エレガントなデザイン、そして、質感の高い仕上がりが、アウディの人気を牽引している。