パナソニック 大田馨子×小林ひろ美|スチームパワーで、24時間、いつでも美容(後編)
パナソニック 大田馨子×小林ひろ美
スチームパワーで、24時間、いつでも美容 (後編)
「より生活に密着したお手入れが、きれいをつくります」 (1)
スチーマー ナノケアの開発を手がける、パナソニックのヒットメーカー 大田馨子さんとの対談。この秋の新製品は、これまでに寄せられたたくさんのリクエストに応えたもの。それを聞いた小林ひろ美さんは、早くもつぎに向けた要望を提案しました。「もっと生活に密着したものがほしい。そうすれば、どんなシチュエーションにいても美とつながっていられる実感が得られるので心強いはず」と語ります。
文=染谷晴美写真=原恵美子
リクエストに応えるかたちで誕生した、待望の新商品
小林 この秋の新商品は2種ですね。それぞれ、どんな特長があるのか教えていただけますか。
大田 まずは、1台で“寝ながらエステ”と“集中エステ”ができる「スチーマー ナノケア EH-SA60」です。2年前にナイトスチーマーを出してから、プラチナスチームもほしいけれどナイトもほしいということで購入を迷われる方がとても増えて、その解決策としてふたつを合体させました。
小林 1台のスペースで2台分の機能が使えるのはいいですね。
大田 はい。そこもポイントです。モード切り替えボタンで“ナノイー※1”とスチームに切り替えできるので、スチームモードで集中的に補湿をしていただき、時間のあるときは、ナノイーモードで約8時間じっくり保湿という具合に、生活スタイルに合わせて使える、おいしいとこ取りの1台2役です。
そしてこちらが、ナイトスチーマーの最新型「ナイトスチーマー ナノケア EH-SA44」。“潤風スチーム※2”とナノイーで肌のうるおいをキープするという従来の働きにくわえ、あらたにアロマオイルを香らせる機能を追加しました。
小林 アロマオイルは自由に入れられるのですか?
大田 はい、取り外し可能なアロマカートリッジがついていますので、お気に入りの香り(指定アロマオイルに限る)を香らせることができます。寝るときにアロマを使いたいのだけれど、ロウソクは危ないし、かといって電気のポットを一晩中つけておくのも不安ですよね。その点これは、約20分でアロマを漂わせる風が止まるので安心です。
小林 20分というのは微妙ですね……。
大田 これには意味あって、布団に入るとだいたい20分で入眠される方が多いということから設定された時間です。アロマが香ると寝室もリラックス空間になりますが、むやみに嗅ぎつづけるのはよくない場合もある。ですから、入眠時には積極的に香りを出して、あとは残り香程度に抑えるという仕組みにしました。
小林 なるほど、それは優しいですね。反響はいかがですか?
大田 おかげさまで、とてもよいです。以前から、「ナイトスチーマーにアロマをつけてほしい」というリクエストが多かったんですね。ですから今回は“待望の”というかたち。満を持しての登場になりました。
小林 そうだったんですか。であれば、さっそく私もリクエストを(笑)。アロマオイルは朝用にもう1種類セットできるといいな。それなら、入眠時には落ち着きのラベンダー系でぐっすりと、そして8時間後にはパキッと目が覚めるような柑橘系の香りで一日のスタートを切ることができます。いかがでしょう(笑)。
大田 では次作に向けての宿題ということで(笑)。
※1 空気中の水分を集めてできた水につつまれた微粒子イオン。一般的な空気イオンの約6倍の寿命で、水分量は一般の空気イオンの約1000倍以上。肌とおなじ弱酸性なので肌に優しく、長時間継続して使用することでキメの整った肌へとみちびく。
※2 風を混入したスチーム。安全に配慮した温度設定になっている(室温30℃の場合、スチーム温度約47℃)。
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「より生活に密着したお手入れが、きれいをつくります」 (2)
もっとも美容に適した時間を使わない手はない!
小林 お話をうかがってみると、ナイトスチーマーはいまやフルスペックの商品とならぶ人気アイテムのようですね。その生みの親が大田さん。ぜひ誕生のきっかけを聞かせてください。
大田 先ほどもお話ししたように、弊社のスチーム美顔器には長い歴史があり、それぞれに評価をいただいてきましたが、やはり時代時代でニーズが出てくるもの。私が商品企画に移ってきたころは、「できるだけ長いあいだ使いたい」とか、毎日忙しくしているなか「美顔器を使うためだけの15分はもったいない」といったお声を多数いただいていました。
どうやら、多くの女性たちはライフスタイルに無理なく組み込める美容を望んでいる。そんな分析から、行きついたのが“ながら美容”です。さっそく女性のメンバーでディスカッションをしてみると、寝ながらなにかできたら最高だよね、という意見で一致。
その時点ではスチーマーを前提にしてはいなかったのですが、企画を進めていくうちに、「でもやっぱり保湿でしょう、みんなそれで困っているのだから」ということで、ナイト専用のスチーマーづくりがスタートしたわけです。
小林 寝ているだけで効果がでるのだから、いいですよね。いっしょに寝ている旦那さんの髪までさらさらになっちゃって、おどろかれたという話も聞きます(笑)。
大田 ハハハ。
小林 1日は24時間で1年は365日、それはみな平等に決まっているじゃないですか。だけどどこかで肌の美醜の差がついてきちゃうというのは、やっぱり日々のちょっとしたひと手間や、美容のために時間を上手に使えているかどうかの差。たとえば、仕事もプライベートも忙しく、とても美容に時間を割けないというときに、じゃあもう無理という判断をしがちですが、じつはもっとも美容に適した時間があるんですよね。
大田 はい、それが“寝ている時間”です。
小林 そう、睡眠中は新陳代謝がもっとも活発になっているとき。そもそも人生の1/3は寝ているわけですからね、そのたっぷりある時間を使わない手はありません。
大田 おっしゃるとおりです。
小林 そして、そこで出番となるのが美容家電。ナイトスチーマーなら、安全だし、寝ているあいだのうるおいキープが、翌朝のよい状態につながります。キメが整って、メイクののりもよくなって、そうすると気持ちも前向きになるから、まわりからも褒められてますます元気になる。好循環ですよね。
寝ている時間をまるまる放置しておくか、美容のための時間としてちょっとアクションを起こしてみるか。要はやる気。化粧品にしてもそう。ただ漠然と目分量で、“心ここにあらず”でやっているひとと、きちんと“ひと手間かけて”やっているひとでは、その肌結果は明らかにちがいます。
大田 そう、ほんのひと手間なんですよね。でもそれが最終的には大きな差を生む。年齢を重ねてくるとそれをしみじみ感じます(笑)。
小林 まだまだ大丈夫。気づいたときがはじめどきなので、いまからでもぜんぜん遅くはありません!
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「より生活に密着したお手入れが、きれいをつくります」 (3)
これからは、肩のちからを抜いてできる美容がいちばん
小林 フルスペックの商品があって、ナイトスチーマーがあって、デスクで使うものもあって、見事に24時間カバーできるラインナップ。これは狙ってのことですか?
大田 ナイトスチーマーという、一度スイッチを押したら8時間連続で使用できる商品をつくったことによって、いわゆるスキンケアタイムがのびたというか、それまで15分ケアだったものが、8時間ケアにのびたわけですね。そうなると、ほかのシーンにも目が向くのは必然。結果的にこういう24時間ラインができ上がりました。
ただ、切り口として、パナソニックビューティは“24時間、美容を助けます”というスタンスでいますが、それはいつでも必要なときにサポートしますという意味であって、24時間フル回転で美容をやりなさいということではありません。あくまでも、「ここから選べますよ」という構成です。いっぱいあるからいっぱい使ってくださいというのではなくて、いっぱいあるから自分がいちばん気持ちよく、毎日楽しくつづけられるものを選んでくださいねって。
小林 ということは、まだまだ選択肢は増えますね。
大田 そうですね、いつもそのことで頭がいっぱいです(笑)。
小林 ではここでまたリクエストを(笑)。私はお風呂でテレビやDVDを観たい派。だからいつも思うんですよ、真横に噴き出すスチーマーがあったらいいなって。お風呂なので、湯気、つまり下からのスチームはきますよね。でも、顔はモニターを観ているのだから、蒸気もその方向からほしいなと。湯船につかりながら、テレビやDVDを観られて、お肌もきれいになれたら一石三鳥(笑)。生活と美容と美容家電が密着していると、どのシチュエーションにいても美とつながっていられる実感が得られるので、すごく心強いと思います。
大田 なるほど。たしかに、使用シーンがひろがっていくとうれしいですよね。では、美容家電全体に対してはいかがでしょう。せっかくなのでご意見をうかがわせてください。
小林 もっと静電気でくっついているぐらいの“近く”にほしいですね。なにかあったときの頼れる存在としての位置づけももちろんありなのですが、できれば、より肌身離せないレベルにもっていきたい。
お手入れの時間は決まっていません。朝、子どもを送りだしてからが美容タイムというひともいれば、仕事から帰ってきて、ほっと一息ついたときがお手入れどきというひともいる。そんなふうに、美容にあてる時間はひとそれぞれなのだから、美容家電ももっと手軽に“使いたいと思ったときにすぐ使えるもの”があるといいですね。
ごはんを食べるように、服を着替えるように、「はい、行くよ~」みたいな感じで、よりライフスタイルに密着したもの。時間がなくても、そこに家電があって、使えば効果あるとわかれば、もっと前向きに美容ができるんじゃないかな。
大田 たしかに、みなさんお忙しいので手軽さは必要。それを使っていることで自分自身が心地よくなれるというようなものが、いまは求められている気がします。
小林 そうですね。これからは、がむしゃらにやる美容ではなくて、“肩のちからを抜いてできる美容”がいちばんです。
大田 一人ひとりが、自分に合った美容を選べる時代になってきましたからね。
小林 ただいっぱいありすぎるゆえ、自分はなにを選んでいいかわからないというのもありますよね。だからある程度絞り込んであげて、これがいいんですよと提案してあげることも必要だと思います。
大田 同感です。ですから私たちも、アイテムの数よりも内容にこだわりたい。明らかにこれまでとはちがう、こんなのいままでなかったというようなものをつくっていきたいと思っています。
小林 ぜひお願いします! 今日はありがとうございました。
パナソニック
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