PEUGEOT 3008|プジョー初のクロスオーバービークル誕生
CAR / NEWS
2015年4月3日

PEUGEOT 3008|プジョー初のクロスオーバービークル誕生

PEUGEOT 3008|プジョー 3008

プジョー初のクロスオーバービークル誕生(1)

プジョー・シトロエン・ジャポンは、6月1日より、プジョー初のクロスオーバービークル「3008」を販売開始することを発表した。セダン、MPV、SUVの魅力を融合した、これまでプジョーにはなかったモデルとして注目を浴びている。

写真=プジョー・シトロエン・ジャポン

端正なフロントマスクにあらたな機能満載

プジョー 3008は、2008年のパリモーターショーで発表されたコンセプトカー「プロローグ Hybrid4」のモノスペース・トールボーイスタイルを受け継いだ市販モデルで、セダンのスポーティなドライビングフィールとラグジュアリーなインテリア、MPV(マルチ・パーパス・ビークル)でしか得られなかった広い室内空間と高いアイポイント、SUVを思わせる力強いスタイリングを1台に融合したクロスオーバービークル。

特徴は下記の6点。
1.力強く、端正なデザインのモノスペース・トールボーイスタイル
2.MPV並みの広さを誇る、スペースユーティリティに優れたキャビンスペース
3.どんな使いかたにもマッチする、フレキシブルなラゲッジルーム
4.“ダイナミックロールコントロール”がもたらす、卓越したハンドリングと乗り心地
5.優れた環境性能と余裕ある動力性能、1.6リッターダイレクトインジェクションツインスクロールターボつきエンジン
6.強固なボディ構造とエレクトロニクスが生み出す“EuroNCAP”5ツ星の安全性能

フロントマスクの最大の特徴はプジョーエンブレム下の大きなエアインテークと、その内側を縦横に走るクロームインサート。フロア下に装備されているステンレス製のアンダーガードは、オフロードでのダイナミックな走りを予感させる。

308ハッチバックに較べ、15mm広い全幅を最大限に活用し、室内幅とシート幅を拡大、とくに前席の室内幅は308ハッチバックの1,490mmにたいして3008では1,565mmと、圧倒的なスペースを用意。また、シート座面から天井まではフロントシートで1,100mm、リアシートで1,050mmを確保している。

余裕のヘッドクリアランスと高いアイポイントを実現

ルーフ部分には最大幅1,202mm前後長1,382mmの大型パノラミックガラスルーフを標準装備。プジョーのクルマづくりの特徴である“明るさと開放感”をもたらしてくれる。また、熱線を約86パーセント、紫外線を約99パーセントカットするラミネートガラスを採用、さらに電動サンシェードを使えば直射日光をシャットアウト可能だ。

そして、308ハッチバックより120mm、高い全高は、余裕あるヘッドクリアランスと高いアイポイントを実現し、ドライバーにすぐれた視界をもたらしてくれる。インストゥルメントパネル上部には、走行速度やクルーズコントロール/スピードリミッター、ディスタンスアラートなどを表示するポップアップ式の“ヘッドアップディスプレイ”を標準装備。ドライバーが前方から視点を動かすことなく必要な情報を瞬時に確認でき、安全性の向上にも大きく貢献しているといえる。

ラゲッジルームは、リアシートを立てた状態でも432リットルと十分な容量。6:4分割可倒式リアシートを折りたたむことで1,241リットルへと拡大できる。さらに上下2分割式テールゲートを採用し、重い荷物の出し入れや、アウトドアシーンなどでさまざまに活用可能。そして、収納するものに合わせてラゲッジフロアの高さを3段階に調整することができ、使い勝手の良さはほかに類を見ないほどだ。

PEUGEOT 3008|プジョー 3008

プジョー初のクロスオーバービークル誕生(2)

居住性だけでなく安全性も向上

車高が高いぶん、コーナリング時にはロールが起きやすくなるが、これを低減させるのが、新技術の“ダイナミックロールコントロール”。センターモジュールとよばれるパーツを介して、左右のリア ショックアブソーバーを油圧的に連結、左右逆相となるロール時には減衰力が高まるいっぽう、左右同相となるバンプ・リバウンド時には減衰力が抑えられ、すぐれたロードホールディングとしなやかな乗り心地が両立できるという仕組みだ。

パワートレインには1.6リッター ダイレクトインジェクション ツインスクロールターボ付き DOHC16バルブエンジンを採用。最高出力115kW(156ps)/6,000rpm、最大トルク240Nm(24.5kgm)/1,400~3,500rpmを発揮する。革新的なツインスクロールターボチャージャーと高圧直噴システムにより、自然吸気の2.0リリッターエンジンをしのぐ動力性能と経済性を実現した。

308ハッチバッグではじめて導入された“3系統衝撃吸収ボディ”は、Boge衝撃吸収機構を盛り込むことでさらに進化した。このメカニズムは、フロントのクロスメンバーとシャシーレグのあいだに装備され、フロントからの衝撃を効果的に吸収してくれる。エアバッグは、フロント、サイド、カーテンと合計6つ搭載。アクティブセイフティ面では、前方車両との車間距離が縮まると警告を発する“ディスタンスアラート”を装備。また、ステアリング操作に応じて照射角度を自動的に変える“ディレクショナル・ヘッドランプ”も装着され、夜間走行時に安全性が高められた。

プジョー創業200周年記念イベント開催

5月21日より先行予約受付が開始されたRCZ、今回の3008と、個性的なニューモデルをつぎつぎと世に送り出しているプジョーは今年、ブランド創業200周年を迎える。この記念すべき年に、ブランドマークを一新し、あたらしいブランド戦略をしめすタグラインを発表。さらに、プジョーが歩んできた200年の歴史とこれからのプジョーの指針、未来のモビリティへの提案を発信するイベントを東京ミッドタウン地下1階「アトリウム」で、6月18日から20日のあいだで開催する。ニューモデルである3008、RCZをはじめ、コンセプトカーBB1の展示も予定されている。

「THE PEUGEOT UNIVERSE at Tokyo Midtown」
開催日時|2010年6月18~20日 11:00~20:00
場所|東京ミッドタウン 地下1階「アトリウム」(港区赤坂9-7-1)
イベント概要|プジョーブランドメッセージをあらわす展示パネルおよび映像放映、
最新情報が取得できるバーチャルショールーム体験コーナー、
「3008」「RCZ」「BB1」の展示、マリンバ奏者SINSKEのライブ

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PEUGEOT 3008 Premium|プジョー 3008 プレミアム
ボディ|全長4,365×全幅1,835×全高1,635mm
ホイールベース|2,615mm
車両重量|1,540kg
エンジン|1,598ccスーパーチャージャー付直列4気筒DOHC
最高出力|1115kW(156ps)/6,000rpm
最大トルク|240Nm(24.5kgm)/1,400~3,500rpm
トランスミッション|6速AT
価格|339万円

           
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