次期V8ベルリネッタ、フェラーリ 488 GTBを初披露|Ferrari
CAR / MOTOR SHOW
2015年2月6日

次期V8ベルリネッタ、フェラーリ 488 GTBを初披露|Ferrari

Ferrari 488 GTB|フェラーリ 488 GTB

458イタリアの後継モデルはジュネーブでデビュー

次期V8ベルリネッタ、フェラーリ 488 GTBを初披露

フェラーリは2月3日、「458イタリア」の後継モデルとなる新型V8ベルリネッタ、「488 GTB」をはじめて公開した。

Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)

パフォーマンスは458 スペチアーレ以上

本日2月3日、「458 イタリア」につづく次期V8ベルリネッタとして「488 GTB」を世界初披露したフェラーリ。搭載されるエンジンは、大方の予想通り従来のNAエンジンではなく、先に登場した「カリフォルニア T」とおなじく、ついにターボ化とされた。

先代458イタリアの総排気量4.499ccから、3,902ccへとダウンサイジングされた新ユニットだが、もちろんそこに一切のネガはない。生み出されるパワーは、最高出力492kW(670ps)/8,000rpm、最大トルク760Nm/3,000rpmとされ、それぞれプラス67kW(100ps)、プラス220Nmという大幅なアップデートを遂げている。

組み合わされるトランスミッションは、可変トルク制御システムを搭載するF1-DCTの7段変速(デュアルクラッチトランスミッション)。発表されたリリースによれば、0-100km/hは、先代比で0.4秒速い3.0秒。これは458イタリアのスペシャルモデルとして2013年夏に発表された辛口仕様の「458 スペチアーレ」と同タイムであり、かつ0-200km/hに至っては、0.8秒速い8.3秒をマークするという。

最高速度は330km/h以上とされ、フェラーリのマシンポテンシャルのベンチマークとされるフィオラーノでのラップタイムは、こちらも458 スペチアーレよりも0.5秒速い、1分23秒フラットだ。

エクステリアデザインは、フェラーリ・スタイリング・センターが手がけ、特徴的な大型のエアインテークは、オリジナルの「308 GTB」を意識した造形処理がおこなわれた。もちろんエアロダイナミクスでもそこに抜かりはなく、ダウンフォースは先代比で約50パーセントアップしたとフェラーリは謳う。

さらなる488 GTBに関する情報は、小誌でも追って報告する予定だが、一般への正式お披露目は今春3月に開催されるジュネーブショーとされ、そこで全貌が明らかとなる。

           
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