第23回:美肌の裏ワザ教えます(3)「ミルフィーユ」
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美肌の裏ワザおしえます(3) うるおいの層をつくる「ミルフューユ」
肌にとって過酷なシーズンである冬を乗り切るために、この時期から取り組んでほしい美肌づくりのスペシャルケア。今回ご紹介するのは、本格的に乾燥がすすんでしまったときのレスキューテクニック「ミルフィーユ」です。
Photo by Jamandfix構成と文=染谷晴美
乾燥が進んだ肌は水分を受け入れにくくなっています
10月も下旬くらいになると、室内でも湿度が30%を切ることが多くなってきます。肌は角質の持っている水分量が30%を切ると“乾燥肌”といわれるのですが、室内がその湿度を切ってくると、どんなにふだんのケアをがんばっていても、少しずつ乾燥肌に傾いていってしまう。それを食い止めるためには基礎体力を上げていく必要があります。ひどくなる前であれば、前回ご紹介したローションパックでもじゅうぶん対応できますが、急激に乾燥が進んだ場合はそれでは追いつきません。
あまりにも乾燥が進むと角質がめくれあがってしまうため、それを防ごうとする肌は角質を厚くします。ということは、ターンオーバーが来ても落ちない。わかりやすくいうと、かさぶたのような状態です。つまり、なんとなく肌がくすんで見えたり、ごわついた感じになるというのは乾燥が進んでいる証拠なのですが、そういうときは、いくら水分を入れようとしてもはじかれてしまう。そこで逆転の発想です。
まず、乾燥でカチカチになっている肌をフカフカにしましょう
たとえば、スポンジは水をたっぷり含んでいるときはしっとりとして穴が目立たないけれど、しばらく使わないでいるとカラカラにそり返って穴も目立ってきます。そこまでいってしまうとなかなか水を吸い込んでくれません。でも、表面がやわらかくなれば、それがフィルターとなって水がするすると入っていくのです。そして、この原理は肌にもいえること。
スキンケアの順番というのは一般的に、化粧水(水分)→美容液(栄養&油分)→乳液(油分)ですが、乾燥が気になるときは最初に、さっぱりタイプの美容液、もしくは乳液をあたえて表面をやわらかくします。そして、フカフカになってきたところで、はじめて水分を入れる。でも、乾燥がひどい場合は、一度だけでは奥まで浸透しません。そこで、また油分をあたえ、フカフカにさせてから、再度水分を入れる。そうやって少しずつ奥まで入れていきましょうというのが「ミルフィーユ」です。
うるおい成分を重ねることで、しっとり肌が手に入ります
お菓子のミルフィーユのように、うるおい成分を何層も重ねるわけですが、どのくらいが適当かといえば、7層くらい。やわらかくしたあとに、化粧水・美容液・化粧水・美容液・化粧水・美容液と3回やって、最後にクリームの油分でフタをする。その状態で肌を触ってみてください。すごくしっとりしているはずです。
ただし、このとき使用する美容液や乳液は、くどいようですが“さっぱりタイプ”のものを選んでくださいね。油分の多いこってりしたものだと、そこでフタがされてしまい、いくら水分をあたえても入っていきません。
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