V8エンジンのフライングスパー、日本デビュー|Bentley
CAR / NEWS
2014年12月26日

V8エンジンのフライングスパー、日本デビュー|Bentley

Bentley Flying Spur V8|ベントレー フライングスパー V8

V8エンジンのフライングスパー、日本デビュー

あらたにV8エンジンを搭載した、4ドアラグジュアリーセダン「フライングスパー」が日本上陸。ベントレーの国内販売開始50周年を祝うとともに、イギリス大使館を会場に初お披露目となった。

Text by AKIZUKI Shinichiro(OPENERS)

今年はベントレー国内販売開始から50年

ベントレーの4ドアラグジュアリーセダン「フライングスパー」があらたにV8エンジンを搭載し、ワールドプレミアを飾ったのは、今年3月に開催されたジュネーブショーでのこと。あれから僅か3ヵ月、はやくもそのニューカマーの「フライングスパー V8」が日本上陸を果たした。

コーンズによるベントレー国内販売開始から50年という節目の時を迎えた今年。会場となったイギリス大使館には、半世紀前に製造された1964年製の「S3 サルーン」も展示され、お祝いのセレモニーとともにアンベールとなった。

新型V8モデルのパワーユニットは、フライングスパーのフラッグシップに積まれるW12エンジンに代わり、すでに「コンチネンタル GT V8」にも実装済みの4.0リッターV8ツインターボエンジンを搭載。そのスペックは、最高出力373kW(507ps)、最大トルク660Nm。100km/h加速は5.2秒、最高速度は295km/hで、スポーツカー顔負けのスペックを持つ。

もちろん、シリンダー休止機能をはじめ、温度管理システム、電気回生システムなど高効率化も計られており、リッターあたり9.2kmの燃費、840kmの航続距離というクラス最高水準の数値を実現している。

トランスミッションは、 W12モデル同様にZF製8段オートマティックを採用。フロント40:リア60のフルタイム4WDシステムが組み合わされ、さまざまな路面状況下において安定した走りを披露してくれる。さらに、フライングスパー V8では、4ドアラグジュアリーセダンに相応しい乗り心地を提供すべく、コンピューター制御のエアサスペンションを再設計。衝撃吸収性能が最大限に高められた。タイヤ径は20インチが標準で、5スポークアロイホイールを履く。

W12とV8モデルのちがいはエンジンだけでない。エクステリアにおいても特別な処理が施されており、ブラック仕上げのフロントバンパーグリル、クローム仕上げの8の字型エキゾーストなど、V8エンジンモデルであることを主張する。ベントレーを象徴するウィングバッジもレッドとなりスポーティーさを増した。

インテリアはW12モデルと比べ変わりはなく、レザーを贅沢にあしらった極めてラグジュアリーなもの。車内の温湿度調整をはじめ、シート位置調整に映像や音楽まで、さまざまな情報へのアクセスをタッチスクリーンで容易におこなうことができるリアシートエンターテイメントシステムも、もちろん提供される。

なお、日本での販売価格は1,890万円からとなる。

Bentley Flying Spur V8|ベントレー フライングスパー V8
ボディサイズ|全長 5,299 × 全幅 1,976 × 全高 1,488 mm
ホイールベース|3,066 mm
重量(EU値)|2,425 kg
エンジン|4.0リッター V型8気筒 ツインターボ
最高出力| 373 kW(507 ps)/ 6,000 rpm
最大トルク|660 Nm/ 1,750 rpm
トランスミッション|8段オートマチック
駆動方式|4WD(フロント40:リア60固定)
サスペンション 前|4リンク ダブルウィッシュボーン(エアサスペンション)
サスペンション 後|トラペゾイダル マルチリンク(エアサスペンション)
タイヤ 前/後|275/45ZR19
ブレーキ 前/後|φ405mm ベンチレーテッドディスク / φ335mm ベンチレーテッドディスク
最小回転半径|6.05 メートル
トランク容量|475 リットル
0-100km/h加速|5.2秒
最高速度|295 km/h
燃費(EU値)|10.9 ℓ/100km(およそ9.2km/ℓ)
CO2排出量|254 g/km
価格|1,890万円(8%税込み)
※価格以外のスペックはすべて本国値

ベントレー コール
0120-97-7797

           
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