BMW X3が3シリーズにならったデザイン変更を実施|BMW
CAR / NEWS
2015年1月15日

BMW X3が3シリーズにならったデザイン変更を実施|BMW

BMW X3|ビー・エム・ダブリュー X3

BMW X3が3シリーズにならったデザイン変更を実施

BMWは、2月6日にドイツ本国で「X3」のマイナーチェンジモデルを発表した。新型は、現行「3シリーズ」同様にヘッドライトをキドニーグリルから繋がるワイドなデザインにあらためたフェイスリフトをおこない、同時に従来比で5kW(6ps)/20Nm(2.1kgm)出力を向上させた新設計の2.0リッターツインパワーターボディーゼルエンジンを採用している。

Text by SAKURI Kenichi

マイナーチェンジの注目は2.0リッターディーゼル

2011年3月より日本で発売を開始した「X3」のマイナーチェンジモデルが、本国ドイツで発表された。新型「X3」は、キドニーグリルに繋がるよりワイドなヘッドライトを採用し、エアインテーク形状を中心とした前後のバンパーデザインを変更。LEDヘッドライトをオプションで装着可能としたほか、LEDウインカー内蔵ドアミラーを新たに装備するなど、一層洗練されたイメージをもたらしている。

インテリアでは、高光沢ブラックパネルの採用やセンターコンソールのスライドカバー付カップホルダー、オプションのあたらしいオートエアコンシステムの装備など、細かな点が変更され、よりつかいやすく進化したといえそうだ。

パワーユニットには、あらたに140 kW(190ps)の最高出力をもつ新型の2.0リッターのツインパワーターボディーゼルエンジンを追加。本国仕様の「X3」は、4つのディーゼルエンジンと3つのガソリンエンジンをラインナップするワイドバリエーションを誇るモデルとなっている。

この追加されたオールアルミ製となる新型2.0リッター ツインパワーターボ ディーゼルエンジンは、ソレノイドバルブインジェクタをもちいた最新のコモンレール直噴システムの採用により、 燃料を2,000バールの高圧で噴射することが可能となった。こうした最新システムの採用により、400Nm(40.8kgm)の最大トルクをわずか1,750-2,250rpmのあいだで発揮する。

新型2.0リッターディーゼルエンジンと本国ではオプションとなる8段ATを組み合わせた「X3 xDrive20d」の燃料消費量は、従来モデルに比べて7.1パーセント低下し、CO2排出量は141-138g/kmに抑えられるという。気になる燃費は、リッターあたり19.2kmをマーク。これはクラストップレベルの低燃費性能となっている。ちなみに0-100km/h加速は、従来モデル比で0.4秒短縮された8.1秒だ。

日本には、はやければ今夏にも導入が見込まれる「X3」のマイナーチェンジモデル。クラスをリードする低燃費性能と、BMWらしい走りのよさの両立に注目である。

           
Photo Gallery