GUCCI|日本初のグッチショップ オープン50周年記念カプセルコレクション
GUCCI|グッチ
日本初のグッチショップ オープン50周年記念
「GUCCI 50 years in JAPAN」カプセルコレクション
グッチでは日本初のショップオープンから50周年を記念したカプセルコレクションを発表。ブランドを代表するアイコンのひとつ、「フローラ」プリントを用いたバッグやウェア、シューズなど、フルラインナップにて展開される。なお、シルクスカーフは東日本大震災で被災した子供たちを支援するチャリティアイテムとして登場。売り上げの全額を「ユネスコ協会支援奨学金 - GUCCI奨学生」に寄付する。
Photograph by JAMANDFIXText by FUJITA Mayu(OPENERS)
日本上陸と時を同じく誕生した「フローラ」が主役
1964年、銀座のみゆき通りに日本初のグッチショップがオープンして今年で50年。じつはグッチと日本の関係は古く、出会いは遡ること40年代。大戦後、上質な素材の調達に苦労するフィレンツェの職人たちが見出したのが、日本から輸入された竹だった。これを卓越の技術でアーチ型に加工し、竹特有のシルエットを活かした美しいハンドルに仕上げ、完成されたのがブランドの歴史的アイコン「バンブーバッグ」である。
アニバーサリーイヤーとなる今年、ブランドでは1年を通じてさまざまな企画を予定する。3月には第一弾としてグッチのクラフツマンシップを体感できるイベントを実施。イタリア・フィレンツェの工房からアルチザン(職人)を招き、製作工程を実演。世界初のスケールで伝統の職人技術を披露した。
そして第二弾は、「バンブー」と同じくブランドを象徴するアイコンのひとつ、「フローラ」にインスピレーションを得たカプセルコレクション。日本初のショップオープンから2年後の66年、モナコのグレース大公妃に贈るスカーフのためにデザインされたボタニカルパターンが「フローラ」である。カプセルコレクションでは、日本本格上陸と時を同じくして誕生した「フローラ」を用いたバッグ、スカーフ、ウェアをはじめ、ウォレット、シューズ、ジュエリーのフルラインナップにて展開される。
バッグは使い勝手のよいキャンバス地のトートバッグと、「バンブーハンドル」をコンテンポラリーなスタイルに仕上げた人気のハンドバッグ「バンブーショッパー」が登場。3つのサイズで展開されるカーフレザータイプはライニングにさりげなく「フローラ」を。また、スモールサイズで展開されるフローラキャンバスのタイプはレザートリミングがシックなアクセントに。どちらもカラーは3色。軽やかなホワイトカラーはオンラインショップ限定となっている。
グレース大公妃のために作られた逸話を持つシルクスカーフは売り上げのすべてが「ユネスコ協会支援奨学金 - GUCCI奨学生」に寄付される。これは東日本大震災で被災した子供たちを対象とした奨学制度で、3年前から続けられている。「フローラ」はこれまでさまざまなアレンジで表現されてきたが、今回コレクションに用いられるパターンは66年に描かれたオリジナルプリント。グレース大公妃が愛したスカーフが現代に蘇る。なお、ホワイトカラーのスカーフはオンラインショップ限定である。
不動の人気を誇るホースビットローファーも「フローラ」で登場。これからの季節にぴったりの軽快なデザインはレザーのトリミングが効いている。注目は胸元のメタルパーツが特徴的なシルクのチュニックドレス。フィレンツェの「グッチ ミュゼオ」にも展示される70年代の代表作にインスピレーションを得たドレスはレトロなムードが新鮮。時代を超えて愛される「フローラ」の普遍的な魅力を象徴する一枚である。
「GUCCI 50 years in JAPAN」カプセルコレクションは主要なグッチ ショップとオンラインショップにて4月1日より展開中。ここで紹介したもののほかにもウェアやジュエリーなど、さまざまなアイテムが登場するのでぜひチェックしてほしい。
64年に本格上陸を果たして半世紀。クリエイションを通じて両者の関係性は成熟した。2011年の東日本大震災発生時、まっさきにチャリティ活動を展開し、いまも変わらず支援を続ける姿勢からもそれが感じられる。グッチと日本のパートナーシップを祝福するアニバーサリー企画はまだはじまったばかり。今後の展開が楽しみである。
グッチ ジャパン カスタマーサービス
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