もっともハードコアな公道向けセブン

「セブン」がケータハムのスポーツカーとなってから、今年で40年を迎える。これを記念してケータハムは、究極のセブンを発表した。

グッドウッド フェスティバル オブ スピードでケータハムが公開する「セブン 620R」は、310bhpの最高出力を発揮する、2リッター4気筒のフォード Duratec（デュラテック）エンジンを搭載。6段シーケンシャルトランスミッションと組みあわせて、0-60mph（0-96km/h）加速を2.8秒以下でこなし、最高速度は時速155マイル(250km/h）を記録するという。

ケータハムは、この「セブン 620R」を、これまでのトップモデルであった「セブン スーパーライト R500」にかわって、最上位モデルに位置づける。

デビューにあたって、グッドウッドで、そのパフォーマンスが披露されるが、そのとき、ステアリングを握るのはケータハムF1のドライバー シャルル・ピックと、リザーブドライバーのアレキサンダー・ロッシとなる予定だ。

また、「620」には、スポーティなRパックのほかにも、やや穏やかなセッティングとなるSパックが予定されているといい、そちらも今年のうちには登場予定。

「セブン 620R」の価格は49,995ポンド（約750万円）。デリバリーは今年中。標準装備はLSD、カーボンファイバー製カナード、カーボンファイバー製インテリアトリムとシート、カーボンエアロスクリーンなどとなり、サスペンション、ブレーキなどは専用品、軽量合金ホイールに装着するタイヤはフロント 185/55R13、リア 215/55R13だ。

今回の「620R」は、もっともハードコアなケータハムのロードカーとされるが、いっぽう、ケータハムはこの秋、高効率で低価格なエントリーレベルのセブンも発表する予定だ。