シトロエンC3がマイナーチェンジ|Citroen
Citroen C3|シトロエン C3
シトロエンC3がマイナーチェンジ
2002年以来、300万台を販売したシトロエンの屋台骨「C3」がマイナーチェンジして「ジュネーブモーターショー2013」に登場する。
Text by SUZUKI Fumihiko(OPENERS)
C3ほほえむ
現在、日本に導入されるシトロエンのラインナップ中で、最小のモデル「C3」がマイナーチェンジを果たしてジュネーブモーターショー2013に登場する。
「C3がC3を超える。C3を再定義し、より魅力を増した存在にした」
この新型C3について、シトロエンはそう語る。
外観上で、もっとも印象をかえたのはフロントで、シトロエンは新型をして、「ほほえむような」というのだが、フロントバンパー下の開口部のデザインが変更をうけ、LEDデイタイムランニングライトがバンパーに移された。
特徴的かつ、インテリアからは開放的な、Bピラー付近まで延びたフロントウインドウ 「ゼニス フロントウインドウ」は継続して採用。テールランプは「DS3」で採用がはじまっている反射屈折式のものに置き換わったという。ボディカラーは9色。またバックビューモニターとパーキングセンサーがあらたに搭載可能になった。
インテリアに大きな変化はない。従来同様クロームパーツがアクセントをつけ、トリムはマットブラック、あたたかみのある褐色、あるいは「ムーンダストグレー」を選択できるという。またBluetooth接続機能やUSBポートなども用意される。
3気筒ガソリンエンジンモデル登場
プジョー「208」にも採用される、3気筒ガソリンエンジンをあらたに搭載したことによる、環境性能の向上も今回のマイナーチェンジの大きな見どころのひとつ。
軽量で、精緻、燃焼効率がよく、摩擦抵抗はすくなく、はつらつとして、反応がいいとシトロエンが誇るこのエンジン。1リッターで最高出力68psのものと、1.2リッターで最高出力82psの2種類が用意され、4.3-4.5ℓ/100kmの燃費と99-104g/kmのCO2排出量というスペックを実現した。
また、従来同様120psを発生する1.6リッター4気筒エンジンも用意される。
ヨーロッパではくわえて、HDi70、e-HDi70、HDi90、e-HDi90、e-HDi115とよばれる5種類のディーゼルエンジンも用意され、うち、e-からはじまるエンジンはスタート&ストップ機能を搭載。CO2排出量は87g/kmからと、同クラスでは、第一級の環境性能を誇る。
フランスでは2013年4月に発売。
シトロエンは、この、新C3にくわえて、ガソリン、空気、あるいはその両方をエネルギーとしてもちいることで、およそ2.9ℓ/100kmの燃費を達成するという
「ハイブリッド エア」
を搭載したC3、次期「C4ピカソ」と位置づけられる「テクノスペース コンセプト」をジュネーブモーターショー2013に出展する。