ボルボ、PHVモデルも含む新型V60を発売|Volvo
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ボルボ、PHEVモデルも含む新型V60を発売
ボルボ・カー・ジャパンは9月25日、7年ぶりにフルモデルチェンジしたミッドサイズステーションワゴン「V60」の発売を開始した。
Text by HARA Akira
2種類のPHEVと先進安全装備を充実
新型「V60」は、1990年代に登場したボルボエステートの人気モデル「850」シリーズや、歴代「V70」の伝統を受け継ぐ主力ステーションワゴンだ。エクステリアは、北欧神話に登場するトール神が持つハンマーをモチーフとしたT字型ヘッドライトとシャープなショルダーラインによる新世代ボルボ共通のデザインと、エステートらしい機能性を両立させたスタイルを採用。ボディサイズは全長4,760×全幅1,850×全高1,435mmで、先代より125mm長く45mm低い伸びやかなスタイルと、日本の狭い道路事情を考慮したという15mm縮小された車幅が特徴だ。
また定評のスカンジナビアデザインインテリアは、上級モデルの「90シリーズ」と同じ構造を持つフロントシートを採用したほか、9インチセンターディスプレーと12.3インチドライバーディスプレーを組み合わせたインフォテイメントシステム「SENSUS(センサス)」、プレイアムサウンドオーディオシステム「Bowers&Wilkins」(オプション設定)、容量529リッター(最大1,441リッター)の広大なスペースを持つラゲッジルーム、ハンズフリーオープニング/クロージングリアゲートなどを装備する。
パワーユニットは、ガソリンエンジン1種類と、出力の異なる2種類のPHEV(プラグイン ハイブリッド)を設定した。Drive-E 2.0リッター直列4気筒直噴ターボガソリンエンジン「T5」は最高出力187kW(254ps)、最大トルク350Nmを発生。2.0リッター4気筒スーパーチャージャー直噴ターボエンジンと電気モーターを組み合わせた「T8 TWIN ENGINE AWD」は最高出力233kW(318ps)+65kW(87ps)、最大トルク400Nm+240Nmを発揮しパワフルな走りを、「T6 TWIN ENGIN AWD」は最高出力186kW(253ps)+65kW(87ps)、最大トルク350Nm+240Nmで、パフォーマンスと高効率を追求する。
トランスミッションは電子制御式8段ATで、ガソリンモデルは前輪駆動。PHEVは、エンジンと電気モーターを組み合わせた電子制御AWDシステムで4輪を駆動する。走行状況に応じて高効率のハイブリッド、EV走行を選ぶこともできるという。
安全面では、16種類以上の先進安全・運転支援機能である「intelliSafe(インテリセーフ)」を全車標準装備し、その中の「シティセーフティ(衝突回避・軽減フルオートブレーキシステム)」は新機能「対向車対応機能」を搭載。対向車との衝突が避けられない場合、衝突警告、前席左右の電動シートベルトと自動ブレーキの作動を同時に開始し、衝突速度を最大10km/h低下させることで乗員へのダメージを軽減する。既存の「オンカミング・レーンミティゲーション(対向車線衝突回避支援機能)」、「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」と合わせて、国内で最も多くの交通死亡事故要因となっている、対向車との衝突被害を回避・軽減することで安全性を高めている。
さらにV60は、新車登録から5年間、走行距離無制限の一般保証制度を導入し、安心感も提供する。価格はT5が499万円~599万円。T6 TWIN ENGIN AWDが749万円。T8 TWIN ENGINE AWDが819万円。T6とT8の納車は2019年春からを予定している。
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