アキュラの新型SUV「RDX」プロトタイプを世界初公開|Acura
CAR / NEWS
2018年1月18日

アキュラの新型SUV「RDX」プロトタイプを世界初公開|Acura

Acura RDX Prototype|アキュラ RDX プロトタイプ

アキュラの新型SUV「RDX」プロトタイプを世界初公開

ホンダは1月16日、高級ブランドであるアキュラの新型SUV「RDX」プロトタイプを、デトロイトで開催中の2018年北米国際モーターショーで世界初公開した。

Text by HARA Akira

アキュラブランドの新たな時代の始まりを示すRDX

今回の新型SUV「RDX」プロトタイプは、2006年に北米でデビューした初代、12年の2代目に続く3代目。アキュラの最新デザインコンセプトである「アキュラ プレシジョン コンセプト」と「アキュラ プレシジョン コックピット」、新型専用プラットフォームを採用した初めてのモデルとなり、アキュラブランドの新たな時代の始まりを示すエントリープレミアムSUVになるという。

エクステリアは、ワイドトレッドとロングホイールベース、ショートオーバーハングが運動性能の高さを示し、フロント部のシグネチャーとなる新しいダイヤモンドペンタゴングリルと宝石のようなアキュラジュエリーアイLEDヘッドライト、サイドのシャープなキャラクターラインが特徴となっている。

s_007_acura_rdx

s_003_acura_rdx

パワートレーンは、2.0リッター4気筒16バルブの直噴シングルスクロールターボエンジンで、VTECバルブトレーンとデュアルVTC(可変タイミングカム)により低速域のトルクを従来比で40パーセント引き上げ、フラットなトルクカーブを実現した。

トランスミッションはセグメント初となる10段ATで、新開発のリアディファレンシャルを搭載した次世代の四輪駆動力自在制御システムSH-AWDや、4つのドライブモード(スポーツ、スポーツプラス、コンフォート、スノー)を持つアダプティブダンパーシステムなどにより、力強い加速とリニアなハンドリングを提供できるという。

Acura RDX Prototype|アキュラ RDX プロトタイプ

アキュラの新型SUV「RDX」プロトタイプを世界初公開 (2)

タッチパッドを備えた特徴的なインターフェイス

アキュラ プレシジョン コックピットとなる新しいキャビンは、フローティングセンター コンソールとスポーツステアリングホイール、ナパレザーのスポーツシート、オリーブアッシュウッドなどハイグレードなもので、長いホイールベースにより広々とした5人乗り+貨物室が提供される。

操作面で特徴的なのは、「トゥルータッチインターフェース」と呼ばれるセンターコンソールの10.2インチのフルHDディスプレーで、従来のタッチスクリーンとリモートベースの両方の利点を組み合わせたものだ。

s_013_acura_rdx

s_016_acura_rdx

コンソール下部に設置したタッチパッド上のすべてのスポットはセンターディスプレー上のアクションと1対1で正確にマッピングされており、例えばタッチパッドの左上隅をタップすれば中央ディスプレーの左上のアクションに対応するという。開発者によると、動きは経験によりパーソナライズされ、ドライバーはすぐに慣れるだろう、とのことだ。

新型RDXの開発は、同社の研究開発拠点である米国R&Dセンターで行われ、オハイオ州のイーストリバティ工場で生産される。発売は2018年後半を予定している。

           
Photo Gallery